日本代表が15日に埼玉スタジアム2002で行われる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦に向け、帰国後のトレーニング2日目に励んだ。

レアル・ソシエダMF久保建英はサウジアラビアで懸念されたコンディションに「問題ないです。問題ないです」とアピール。過去3戦全敗だったアウェイでのサウジアラビア代表戦攻略については「特に、なんて言うんでしょう。気負っている様子もなかった。これまでの代表の、いわゆるビッグマッチとはみんなの捉え方も違ってきているのかもしれない」と話す。

欧州で揉まれる選手が大半を占めるとあって、厳しい環境でも余裕を感じさせる森保ジャパンだが、次は5ポイント差で追いかけてくる2位のオーストラリアが相手。だが、この一戦も「僕らは気負う必要がない。勝ち点5(の差が)開いているし。サウジアラビア戦の前も言ったけど、焦る相手がいるとしたら、向こう(オーストラリア)。僕らは変に焦る必要ない」と語る。

また、トニー・ポポヴィッチ新体制の初陣だった先の中国代表戦で[3-4-2-1]のシステムを採用しており、ミラーゲームになりうる試合展開にも「ミラーゲームになったら、チーム戦術の質と個人の質の2つの部分で差が開いてくる。ある意味、個人のテストであり、チームとしての完成度のテストになるのかなと思う」と展望した。

この日も冷静な受け答えを際立たせる23歳だが、先のサウジアラビア戦を含め、サブスタートが続いており、ここ2試合はクリスタル・パレスMF鎌田大地がモナコFW南野拓実の相方としてシャドーで先発。サウジアラビア戦での出場は88分からだったが、「全然試合には出たいけど、決めるのは僕じゃないので。そこは何とも、っていう感じ」とコメントした。