静岡県の「ふじのくに観光大使」に就任し、鈴木康友知事と談笑する磯村勇斗

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 俳優の磯村勇斗が7日、静岡県庁で同県から「ふじのくに観光大使」の委嘱状を交付された。11月4日に地元・沼津市で、自ら企画・プロデュースした「しずおか映画祭」を初開催。あふれる映画への思いから、鈴木康友知事とのやり取りでは「野望」を明かす場面もあった。

 沼津市出身の磯村は、2017年からは同市のふるさと納税応援隊長、今年5月の県知事選では投票啓発キャラクターを務めるなど、地元とつながりを持ち続けている。今回の「しずおか映画祭」に向けては、県鳥「サンコウチョウ」をモチーフに映画祭のロゴを作るなど、静岡愛にあふれている。

 鈴木知事が映画撮影に協力的な浜松市の市長を務めていたこともあり、磯村は「エンタメに興味を持ってくれる行政は少ないので心強いです」と歓迎。静岡市とフランス・カンヌ市が姉妹都市であることから、磯村は「そこをもっと広げて、カンヌ映画祭とうまくやれればとか思っています。大きな夢ですし、『しずおか映画祭』がステップアップして、『しずおか国際映画祭』になるのが野望です」と明かした。

 県の観光大使としては「地元で大使をやったことはあるんですが、今回は県で務めさせていただく。自分自身も学ばないといけない。魅力を知った上で海外でもPRできれば」と語った。その上で好きな場所を聞かれると、ともに海と富士山を一緒に見ることができる沼津市の「香貫山」、静岡市の「三保松原」を挙げていた。