報道機関が撮影した記念写真(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

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2024年10月1日、自民党新総裁に選ばれた石破茂氏が内閣総理大臣に任命され、石破内閣が発足した。しかし、Xでは閣僚らがそろった記念写真が「だらしない」として話題となっている。さらに、首相官邸の公式サイトには、石破首相の身だしなみが修正された写真が掲載されているとして、注目を集めた。

写真の修正について首相官邸の報道室は事実を認め、これまでも軽微な修正はしてきていると説明した。

ベルトの上に地肌?赤いカーペットが反射?

注目を集めているのは、内閣総理大臣の親任式と国務大臣の認証式の後の記念写真だ。レッドカーペットに立ち、男性はモーニング、女性はドレスや着物など正装している。

Xでは、石破首相のズボンの丈が余り、よれていることなどが指摘され、「だらし内閣」がトレンド入りした。

また、石破首相のボタンを締めたジャケットとベルトの間には白い部分が見えていたが、写真によってはだいだい色に見えるものがあり、これが地肌ではないかとする声や、赤いカーペットの色が反射しているのではないか、という声も上がった。

さらに注目を集めたのは、首相官邸のサイトに掲載された写真の石破首相だ。各報道機関が撮影した写真では見えていた白い部分とベルトが、ジャケットに隠れているのだ。つまり、報道機関の写真と見比べると、ベルト位置が上がったように見える写真となっている。

Xではこの写真が後から加工修正されたのだとして、注目を集めた。一部では、公開当初は白い部分が見えていた写真を掲載していたものの、その後に差し替えたのだとする声も上がった。

写真の差し替えは「そういった事実は特にない」

実際に加工はされていたのか。官邸報道室の担当者は、4日、J-CASTニュースの取材に、写真の該当部分を修正したことを認めた。

公式行事の集合写真、記念写真などでは、今回に限らず「今までも軽微な修正の編集処理は普通にやってきています」と明かし、「末永く記念として残っていくものなので」と説明した。

一方で、写真の差し替えについては、「そういった事実は特にない」という。

なお、石破首相のお腹の地肌が出ていたかどうかについては「わからない」とした。