被害者120人が“性的暴行”訴え、米人気ラッパーが拘置所から疑惑否定

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“ディディ”こと米人気ラッパーのショーン・コムズが、新たに120人の被害者とされる人々が性的暴行の被害を訴えたことを受け、拘置所から否定コメントを発表した。

性的人身売買と恐喝容疑でニューヨークの刑務所に収監され、裁判を待っているところのディディは、10月1日に開かれたテキサス州の弁護士トニー・バズビー氏による記者会見で新たな疑惑が明らかとなっていた。

バズビー氏によると、被害者とされる人々は、25年以上にわたる性的暴行の疑惑について複数の訴訟を起こす予定で、その中には被害を受けた当時未成年者だった女性や男性も含まれているという。

この会見を受けてディディの弁護士は「無謀なメディアサーカス」のさなかに、「無価値な申し立て」全てに対処することはできないと発表。「ですが、コムズ氏は未成年者を含む人々に性的虐待を行ったといういかなる主張も虚偽で中傷であるとして、断固否定します」「憶測ではなく、証拠に基づき真実が立証される法廷の中で無実を証明、自らの正当性が明らかになることを彼は楽しみにしています」と続けた。

先日の記者会見でバズビー氏は、来月中にもディディへの新たな訴訟の波がニューヨークとロサンゼルスで押し寄せるだろうとし、被害者は男性60人と女性60人、そのうちの25人が当時未成年者だったと発表。さらに1人は虐待を受けた当時9歳の少年だったそうで、申し立ての期間は1991年から今年までに及んでいる。

ディディは先月17日に、性的人身売買とゆすりに関する連邦政府からの罪状に無罪を主張して以来、ブルックリンのメトロポリタン拘置所に収監中だ。