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 今季62勝100敗でナ・リーグ東地区最下位に沈んだマーリンズが70人以上の球団スタッフを解雇したと、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタル記者が3日(日本時間4日)に自身のXで報じた。

 ローゼンタル記者は自身のXで「マーリンズは組織改革を続行し、解雇されたスタッフの総数は70名を超える」とつづった。マーリンズの番記者アイザック・エイゾート記者も自身のXでローゼンタル記者の記事を引用し、さらに「10月31日の契約満了後もさらなる解雇の可能性あり」と伝えた。

 マーリンズは監督就任1年目からポストシーズンに進出し、就任初年度にナ・リーグ最優秀監督賞を受賞したスキップ・シューメーカー監督が今季限りで退団している。

 2003年に世界一に輝いた実績があるマーリンズだが、以降は2020、2023年にポストシーズンに進出しただけで他のシーズンは低迷。昨秋就任した編成責任者ピーター・ベンディクス氏がチームの再建に着手している。今季ドジャース・大谷翔平らとの争いを制して首位打者を獲得したアラエスを今年5月に1対4の大型トレードでパドレスに放出。今年7月には俊足巧打の有望株チザムをヤンキースにトレード移籍させた他、今季は先発陣に故障が相次いだことも低迷の要因となった。