伝説的左腕のバレンズエラ氏が今季残りの放送席から離れるとドジャース 健康管理に専念 来季の復帰を目指す

　ドジャースは２日、ＳＮＳで球団ＯＢで通算１７３勝のフェルナンド・バレンズエラ氏がポストシーズンの放送席から離れると発表した。

　球団公式Ｘ（旧ツイッター）には英語とスペイン語の文書を掲載。「フェルナンド・バレンズエラは健康管理に専念するため、今年の残り期間の放送ブースから離れた。バレンズエラと家族はファンの愛情とサポートに感謝している。２０２５年シーズンに放送ブースに復帰することを目指しており、それまではプライバシーを尊重してほしいと望んでいる」と記された。

　６３歳のバレンズエラ氏は今季終盤にチームのスペイン語中継を欠席し、入院していると報じられている。

　メキシコ出身のバレンズエラ氏は１９８１年に新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞した伝説の左腕。同年はチームのワールド・シリーズ制覇にも貢献し、「フェルナンドマニア」を生み出した。２００３年から球団のスペイン語中継の解説者を務めている。