試合後の甲子園で今季限りで引退の秋山を胴上げ ５度、宙を舞う 「秋山！」コールが響く中、場内を一周しマウンドで一礼

　「阪神０−２ＤｅＮＡ」（３０日、甲子園球場）

　今季限りで現役を引退する秋山拓巳投手が試合後、マウンド付近で仲間に胴上げされ、５度、宙を舞った。場内からは「秋山！秋山！」とコールが響いた。

　この日はレギュラーシーズンの本拠地最終戦で、試合後に岡田監督やコーチ、選手が内野のグラウンドに一列に整列。場内に「クライマックスシリーズでは日本シリーズ進出を目指し、チーム一丸となって頑張ります。皆さま、本当にありがとうございました」などとアナウンスされた後、選手会長の中野が前に出て帽子を取り、一同が頭を下げてファンに感謝した。

　その後、いったんベンチに引き揚げかけたが仲間の選手らが秋山を促すようにしてグラウンドへ引き返し、胴上げ。秋山はその後、手を振りながらグラウンドを一周。最後にマウンドに立ち深々と頭を下げてファンに別れを告げた。