ベルトを死守した(左から)ボルチン・オレッグ、矢野通と棚橋弘至(右端)

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　新日本プロレス２９日の神戸ワールド記念ホール大会で、ＮＥＶＥＲ無差別級６人タッグ王者の棚橋弘至（４７）、矢野通（４６）、ボルチン・オレッグ（３１）組が「ハウス・オブ・トーチャー（Ｈ．Ｏ．Ｔ）」のＥＶＩＬ＆高橋裕二郎＆ＳＨＯの挑戦を退け、Ｖ２に成功した。

　悪の限りを尽くすＨ．Ｏ．Ｔとの王座戦は、やはり大荒れの展開となった。棚橋が裕二郎にスリングブレイドからハイフライフローを狙うと、右肘負傷によりシリーズ欠場中だった成田蓮が乱入。改造プッシュアップバーで形勢逆転を許してしまう。

　しかし、この窮地に８月両国大会でＨ．Ｏ．Ｔの勧誘を断り、袋叩きにされてから姿を消していたエル・ファンタズモが駆け付け、王者組に加勢。Ｈ．Ｏ．Ｔを蹴散らすと、最後は棚橋が裕二郎をハイフライフローで沈めてみせた。

　棚橋は試合後のリング上でファンタズモと邪道とガッチリ握手。これまでＧ．о．Ｄとして活躍しながら主要メンバーの相次ぐ退団によって、本隊と共闘する形が増えていた２人が正式に新日本本隊に加わることになった。