12回、末包にサヨナラ打を許し肩を落とす村上(撮影・立川洋一郎)

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 「広島3−2阪神」(27日、マツダスタジアム)

 阪神は延長12回の死闘の末、痛恨のサヨナラ負けを喫した。6番手の村上が末包に劇打を打たれた。ゲーム差が3に開いた首位巨人の優勝マジックはついに「1」となり、球団初の連覇は絶望的な状況となった。

 引き分け目前だったが、回またぎ登板となった村上が十二回1死から野間の一ゴロを大山が悪送球し、1死二塁のピンチを背負うと、代打末包にライトオーバーのサヨナラ二塁打を打たれた。

 試合後、村上は責任を背負い号泣。帽子で顔を覆い、悔しさを噛み締めた。「結局サヨナラ負けしたんで、自分のせいですし。今日は自分のせいで負けたと思います」と語り、末包のサヨナラ打についても「頭越えてるんで、ヒットはヒット。そこは変わりないんで。しっかり低めに投げていれば、アウトになってたと思う。高めに浮いた分、越えたんだと思います」と、振り返った。

 失策となった大山は「すみませんでした。本当に申し訳ないです」と、話した。