米ジェフリーズ、6─8月期は利益が急増 M&A活発化などで

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Pritam Biswas Lananh Nguyen

[25日 ロイター] - 米投資銀行大手ジェフリーズ・ファイナンシャルが25日発表した第3・四半期(6─8月)決算は、企業合併・買収(M&A)などのディールメーキングの急増と引き受け業務の好調で利益が3倍以上に増加した。

同行の業績結果は、企業経営者の取引を後押しし、米金融大手の見通しを押し上げる底堅い経済状況を浮き彫りにしている。

第3・四半期の普通株主帰属の純利益は1億6710万ドル(1株当たり0.75ドル)だった。前年同期は5140万ドル(同0.22ドル)だった。

収入は42%増の16億8000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は17億1000万ドルだった。

投資銀行部門の収入は前年比47%増の9億4900万ドル。資本市場部門の収入は約28%増の6億7060万ドルだった。

ブライアン・フリードマン社長はロイターに対し「企業顧客は経済や金利に関して、ある程度安定していて方向性が明確であれば、自信を持って意思決定ができる」とし、「実行可能な環境が待ち受けているという確信が高まっている」と語った。