綱啓永
俳優の綱啓永、久保史緒里、高橋克典が9月20日、都内で行われたNHK夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』の出演者会見に出席した。

10月7日から(毎週月〜木曜の午後10時45分)のNHK総合で放送される本作は、タイムトラベルドラマとなっている。綱は、市役所職員の主人公・五十嵐頼人(いがらし・らいと)を演じ、30年後の未来からやってきた自分自身と対面するというユニークなストーリー。物語は、夢や仕事、友情、恋愛、結婚、家族といった人生の大きなテーマに焦点を当て、感情の揺れ動きを描く。

綱は、今回NHKのドラマに初出演し、主演に抜擢された。「最初から主演という位置でやると伺って、とてつもないプレッシャーがあって、正直悩むこともありました」と振り返る。プロデューサーからは「緊張や失敗を恐れないで、この現場に来ることを楽しみにしてほしい」という言葉をかけていただきました。それがすごく印象に残っていて、まだ撮影は続いていますが、その言葉を軸にして、最後まで全身全霊で五十嵐頼人を演じていこうと思っています」と勇気づけられた言葉を明かした。

高橋との初共演の際、現場で救いとなる言葉があったと振り返る。「演技をしていない時、僕が現場で疲れを見せてしまった時がありました。すると克典さんが『啓永、大丈夫か?』と心配していただいて、『大丈夫です!』と言ったら、克典さんから『疲れるよな。でも、それが主役の宿命だ』という言葉をいただきました。克典さんからしたら何でもない言葉かもしれないけれど、僕にとっては、その言葉で『ヤバい!頑張らないと!』という気持ちになりました。メモに書いて今でも残っています。克典さんには、いつも支えてもらっています」と感謝の気持ちを伝えた。

その後、高橋が「ちょっと、後で、何かを奢るわ」とユーモアを交え、場内に笑いが広がる場面もあった。

▲ (左から)久保史緒里、綱啓永、高橋克典

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