中古車を買いたいのですが、「10万km」を超えている車はやめた方がいいですか?あまり費用がないのですが、車は必要です。

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買い物や子どもの送迎、週末のおでかけなど、車はさまざまなシーンに必要なものです。ただし、車にかかる初期費用や維持費の負担は大きく、購入をためらっている人も多くいるでしょう。 価格が安い中古車を狙うことも一つの方法ですが、走行距離が10万キロを超えている場合、トラブルのリスクがないか心配になるものです。 本記事では、走行距離が10万キロを超えている中古車を購入する際の注意点と、中古車リースを利用するメリットについて紹介します。

走行距離10万キロを超える中古車を購入する際の注意点

ここでは、走行距離10万キロを超える中古車を購入する際の注意点を紹介します。
 

年式と走行距離の関係をみる

走行距離が10万キロを超える中古車を購入する場合には、年式と走行距離の関係を確認しましょう。10万キロ超えの中古車のなかでも、年式の古い車は低価格で販売されています。
なお、走行距離が使用年数の3倍以上になる場合は注意が必要です。新車購入から3年経過した車の走行距離が3万キロ前後であれば問題はありません。
ただし、9万キロ以上走行している車であれば、エンジンなどの部品にガタがきている可能性があります。また、年式が古い車はエンジンオイルも古い場合が多く、車の動きが悪いかもしれません。基準として、使用年数と走行距離の開きが2倍までの中古車を選んでください。
 

不穏な音や変なにおいがしないか

車のエンジンをかけたときや走行時に異音が発生する場合は、エンジンや排気部品に何らかのトラブルが発生している可能性があります。ガタガタやゴトゴトなど、音に違和感があれば事故リスクが高くなるかもしれません。
また、長く使われていないエアコンはカビ臭さを感じることがあります。異臭を感じた場合には、メンテナンスが不十分であったり、メンテナンスにより改善されていなかったりするなど、車の状態が悪化しているかもしれません。
 

修理歴はないか

中古車を購入する際は、必ず車の修理歴を確認しましょう。特に、フレーム部分の損傷が修繕されている車は、再び事故にあったときに大きな破損を起こしやすくなります。
また、修理歴のある車は事故時の安全性が低下するため、注意が必要です。さらに、修理歴のある車は故障リスクが高く、運転性能に問題があるケースも多いため、価格の安さだけで購入を決めるのは危険といえるでしょう。
 

費用を抑えて車を利用したいなら中古車リースも一つの手

車を所有すると、初期費用や月々の支払いが大きな負担になることもあるでしょう。購入費用を抑えつつ車のメリットを享受したい場合、中古車リースを利用するのも一つの手段です。
中古車リースとは、定額の月額料金を支払い、中長期的に車を借りるサブスクリプションサービスです。残存価格を車両本体価格から差し引いて月額料金が算出されるため、車両本体価格をすべて負担する必要がなく、同じ車を中古で購入するよりも安くつきます。
また、中古車リースの大きなメリットは、初期費用や維持費を抑えられる点です。車を購入する際には、頭金や税金、保険などの初期費用の支払いが必要ですが、中古車リースであれば、初期費用はかかりません。負担が必要な費用は、月額料金やガソリン代、駐車場代に限られるため、毎月の家計への影響が少ないのが魅力の一つです。
さらに、リース会社の契約内容に故障保証が含まれていれば、リース車両に事故や不具合が生じた場合に保証されます。修理費用に上限を設けていないケースもあるため、予期せぬ修理費用で家計を圧迫するリスクも少ないといえます。
 

10万キロを超える中古車は故障リスクを視野に入れよう

走行距離が10万キロを超える中古車は、故障リスクがあることを理解しておきましょう。修理歴や年式と走行距離のバランス、異音や異臭の有無を確認したうえで購入することが重要です。
初期費用や維持費の負担を減らしたいと考えている方は、中古車リースの利用も検討しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー