準決勝で孫頴莎と握手する張本美和(右)【写真:Getty Images】

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WTTチャンピオンズマカオ

 卓球のWTTチャンピオンズマカオは14日、準決勝を行い、世界ランク8位の張本美和(木下グループ)が同1位の孫頴莎(中国)に2-4で敗れた。苦戦を強いられた孫頴莎は試合後「みなさんも美和に拍手を送るべき」と張本を称賛。中国メディアが伝えている。

 準々決勝で中国トップ5の同6位・陳幸同に勝利していた張本。準決勝では2ゲームを連取されて迎えた第3ゲームを張本が奪うと、第4ゲームも連取。ゲームカウント2-2で追いついた。しかし、ここから世界No.1が実力を発揮。2ゲームを連取して試合を決めた。

 中国メディア「北京青年報」は試合後の孫頴莎のコメントを紹介。「この準決勝は本当にすばらしい試合になったと思います。美和はこの数年、全体的な実力も、試合を読む力も大きく向上しました。後ろの方になると、私は体力が少し追い付かない気がしました」と張本を称賛。「今日はみなさんも美和に拍手を送るべきだと思います」と力量に感銘を受けた様子だった。

 16歳の張本は今大会で日本勢唯一の4強入り。今夏のパリ五輪には団体メンバーとして出場し、銀メダル獲得に貢献していた。

(THE ANSWER編集部)