九州の高速「大規模災害」今も続く! 「すごい土砂崩れ&斜面崩落」で通行止め発生… 大分道は9日“完全復活”も東九州道は「期間を要します」 NEXCO発表
大分道は9日に復活 東九州道はまだ未定
NEXCO西日本は2024年9月6日、台風10号の影響で規制されていた大分道および東九州道について、最新情報を発表しました。
大分道の湯布院IC〜日出JCTは、9日朝に全面開放されます。
8月28日頃から日本列島に接近した台風10号は、勢力を保ちながら非常にゆっくりとした速度で九州地方に上陸。30日頃にかけて九州・中国・四国地方では局地的に非常に激しい雨に見舞われました。
【画像】「えっ…!」 これが「土砂災害の現場」です(30枚以上)
この影響で、九州地方を中心に高速道路は、大規模な通行止め規制が敷かれましたが、台風の通過後、大分道や東九州道などで土砂災害が発生。
大分道では湯布院IC〜日出JCTの上下線で、隣接する由布岳PA(上り線)出口近くの斜面が崩れたことで、土砂が本線にまで流れ込み、路面が完全に覆われて通行できなくなっていました。
その後復旧工事が実施され、9月4日には下り線と上り線1車線を開通させ、暫定開通が実施されています。
今回、残る1車線の開通と、由布岳PA(および由布岳SIC)の閉鎖が解除されることとなりました。
一方、東九州道は臼杵IC〜津久見ICの大分方面へ向かう上り線沿線の斜面にある切土法面が崩落。現在のところ本線は支障していませんが、大規模な崩落があれば甚大な被害に及ぶ可能性がある状態です。
通行止めの解除については「期間を要する見通し」(NEXCO)とし、「早期の通行確保に向けて復旧に全力を尽くしてまいります」としています。