トヨタが4日続落、円高警戒感根強く自動車株への売りが継続◇

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 トヨタ自動車<7203.T>が4日続落している。5日にドイツのBMWグループと水素社会実現に向けた協力関係の強化を発表。燃料電池システムの開発やインフラ整備などに共同で取り組む方針を示した。更に日本経済新聞電子版が6日、「トヨタ自動車や日産自動車などが国内の車載向けを中心に蓄電池の製造を増やす」と報じた。ただBMWとの協力関係の強化に関しては事前に報道が出ていた。日本時間今晩に予定される8月の米雇用統計の公表を受け外為市場でドル安・円高が進行するリスクが意識されるなか、蓄電池の増産報道を受けてトヨタ株に買い向かう姿勢も限られており、自動車株に対しては買い持ち高を圧縮する目的の売りが続いているようだ。日産自動車<7201.T>やSUBARU<7270.T>が冴えない。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS