とちぎテレビ

県教育委員会は不登校の対策を進めるため、4日から保護者を対象にしたWEB調査を始めました。

県教育委員会では2022年度の不登校の児童や生徒の数が5千137人と、10年連続で増え続け過去最多を更新したことを受け、今年度、有識者らによる不登校対策の検討委員会を設置し対応策などを協議しています。

そのひとつとして、保護者の支援ニーズに関する調査を始めたもので、質問項目は子どもが休むようになったきっかけや休んでいる時の子どもの様子、保護者の気持ちなどが設けられています。ほかにも、教育支援センターやスクールカウンセラーなどの利用状況や保護者が学校に期待することなども把握し、必要な支援に繋げていく考えです。

阿久澤真理県教育長は4日の会見で「保護者の皆さんが子どもや学校の関わりの中で感じていることを把握していきたい」と述べて、協力を呼びかけました。

調査期間は30日までで、県のホームページから回答することができます。また、県教育委員会では7月から8月にかけて、児童・生徒およそ4万人を対象にした初の全県的な意識調査を実施しました。こちらの回答率は72.8%で、10月に開かれる次の検討委員会で2つの調査の結果を公表する考えです。