とちぎテレビ

通学路など自分たちの身の回りに潜む危険な場所を確認しようと、栃木県宇都宮市の小学校で3日、地域安全教室が開かれました。

宇都宮市の上河内東小学校で開かれた地域安全教室には、3年生の児童15人が参加し、警察官やスクールサポーターと一緒に「地域安全マップ」を作りました。

これは、子どもたちに事件や事故に遭う危険を察知したり、回避したりする能力を身につけてもらおうと、県くらし安全安心課が開いているものです。

児童たちは夏休み中の宿題として、身の回りの危険と思われる場所を見つけ、写真を撮影してきました。緑の付箋は交通の面で危ない場所、赤の付箋は不審者が出そうな場所を表していて、児童たちは「見通しが悪い」「道路が狭い」「用水路がある」などのメモを書き加え、写真を地図に貼り付けていきます。

上河東小学校があるエリアは信号がない交差点なども多く、最後はどんな「危険」を見つけたかをお互いに発表し合いました。

県では今後も各地の小学校で地域安全教室を開き、事件や事故から子どもたちを守る地域づくりを進めていきたいとしています。