私たちの生活には、無意識に続けている習慣や、「こうすべき」という常識に縛られて取り入れている行動がたくさんあります。それらの「当たり前」を見直すことで、暮らしがより快適になることも。今回は、暮らしや生き方のヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんからお話を伺いました。

いつもの習慣がいつの間にか負担になっていた

私はシニア世代になって、これまでの日常の習慣が自分にとって重荷となり、知らず知らずのうちに心や体に負担をかけていることに気づきました。

【実際の写真】ライフさんがお気に入りのお菓子

今回は、私がそのような習慣を手放してよかったと感じた具体的な経験をいくつかお話しします。それによってどのように毎日の暮らしが軽くなり、より充実したものに変わったのかをお伝えしたいと思います。

1:夜ふかしをやめた

60代の視点から、まずなくしてよかった習慣は「夜ふかし」です。若い頃は夜遅くまでテレビを見たり、趣味に没頭したりしていましたが、年齢を重ねるにつれ、夜ふかしが体調や気分に大きな影響を与えることを実感しています。

規則正しい睡眠リズムを取り戻すことで、朝の目覚めがスッキリし、一日を元気に過ごせるように。夜ふかしをやめたことで、心と体に余裕ができ、日中の活動により集中できるようになりました。

2:片づけの後まわしをやめた

次にお話ししたいのは「片づけの後まわし」をやめたことです。以前は、忙しさにかまけて、掃除や整理整頓を後まわしにしがちでした。しかし、片づけを先延ばしにすると、家の中が散らかり、気持ちも落ち着きません。

思いきって「すぐに片づける」習慣を取り入れたところ、家の中が常に整った状態になり、心にゆとりが生まれました。些細なことかもしれませんが、整理された空間で過ごすことが、私にとっては大きな安心感につながっています。

3:自分の体調を無視するのをやめた

現在64歳の私が、「自分の体調を無視すること」をやめたことは、生活に大きな変化をもたらしました。若い頃は忙しさや責任感から、少々の不調は無視して乗りきってきましたが、今ではその無理が効かなくなってきました。

体が発するサインに耳を傾け、無理をせず、適切に休息を取ることの大切さを学びました。その結果、無理をしないことで体調が安定し、生活の質が大幅に向上したのを感じています。

4:無闇に節約することをやめた

「人生も後半となり、「無闇に節約すること」をやめたことも重要なポイントです。もちろん、無駄遣いを避けることは大切ですが、必要以上に節約にこだわると、逆に生活の質を下げてしまうことに気づきました。

以前は、できるだけお金を使わないように心がけていましたが、今では本当に必要なものや、心が喜ぶものにはしっかりとお金を使うようにしています。その結果、心が豊かになり、人生の後半も充実した日々を過ごせるようになりました。

5:1日に複数の予定を詰め込むことをやめた

以前は1日に複数の予定をこなすことが当たり前でしたが、年齢と共に疲れやすくなり、ストレスが増えてきました。そこで、体力面を考慮し、現在ではできる限り1日ひとつの予定に絞って過ごすようにしています。

この変化により、余裕を持って1つ1つの予定に集中できるようになりました。疲れにくくなっただけでなく、心の余裕も生まれ、日々をより充実して感じることができています。

6:好きなものを我慢することやめた

人生も後半に差し掛かった今、最後にお話ししたいのは、「好きなものを我慢すること」をやめたことです。私の場合、お菓子がとくに好きで、以前は健康のために控えていた時期もありました。しかし、今では毎日適量を楽しむようにしています。

目にとまったお菓子を買い、少しずつ楽しむことで、心が豊かになるのを感じています。好きなものを我慢せず、適度に楽しむことが、人生の後半に大きな喜びをもたらしてくれました。

いつもの習慣を見直せば、シニア世代の新しい幸せが見えてくる

これらの習慣をなくすことで、暮らしは豊かでシンプルなものになりました。生活を見直し、必要のないものを手放すことで、心と体にゆとりが生まれ、より豊かで充実した日々を送っています。

皆さんも、自分の生活習慣を見直して、新しい豊かさを見つけてみませんか?