西側諸国、ロシア人記者を「公然と迫害」 プーチン氏が主張

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[2日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は西側諸国がロシアのジャーナリストを公然と迫害していると批判した。

プーチン氏はモンゴル訪問に先立ち、同国紙オノードルに「自らを自由の基準と考えている西側は、不都合な事実や本当の情報から目をそらすため、ロシアの特派員に対する迫害を公然と開始している」と発言。ロシアのジャーナリストはほぼ全ての西側諸国で「直接的な検閲」に直面していると述べた。

ロシア大統領府が2日、ウェブサイトに筆記録を公表した。

ロシア政府は先月28日、米国のジャーナリストや弁護士のほか、ロシアが軍事企業と見なす企業の幹部を含む合計92人の米国人のロシア入国を禁止すると発表している。

プーチン氏は、ロシアではメディアは自由だとし「メディアに唯一義務付けられているのはロシアの法律の順守だ。ロシアに駐在する外国特派員はこの点を理解すべきだ」と主張。

ロシアのメディアが唯一していることは、今の現代的な問題や世界で起きている流れについてロシアの視点を説得力ある形で伝えることだ」と語った。

米政府は、ウクライナ戦争を正当化する偽情報を流しているとして、ロシアの一部の政府系テレビ局に制裁を発動している。