ウッドデッキがあれば、食事を楽しめたり、子どもを遊ばせたりすることができます。3年前に家を建てたライターは、憧れの天然木で計画していましたが、工務店からのアドバイスで樹脂製のタイプに変更しました。メンテナンスがほぼ不要で、ささくれによるケガの心配もなし。子どもにも安心です。正解だったと感じた理由を紹介。

天然木に憧れていたが、メンテナンスに不安

筆者は妻と子ども2人(11歳と7歳)の4人家族で暮らしています。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。3年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てました。

家づくりでは、当初からリビングとつながる、天然木のウッドデッキをつくりたいと考えていました。しかし工務店から、「年に1回程度は塗装や防腐剤の処理をしないと、劣化する」「色あせなどが目立ってくる」ということを聞きました。

長く暮らしていくマイホーム。毎年塗装をするのは、かなりの手間です。さらに、実際に色あせたデッキ材を見て、天然木にするのは諦めました。

代わりに工務店が提案してくれたのが、樹脂製のウッドデッキです。見た目は天然木とあまり変わりませんが、素材は樹脂(プラスチック素材)に、木粉を混ぜ合わせたものだそうです。

「色あせしづらく、とくにメンテナンスは不要。たまに掃除するだけでいい」「天然木のように、ささくれができるとことはないから、子どもも安心」とのこと。腐食やシロアリなどの害虫に強く、天然木と比べると耐久性が高いという話も聞き、樹脂製のウッドデッキを採用することにしました。

ささくれなどでケガをする心配がないので安心

こちらはリビングからウッドデッキを見たところです。

実際、ウッドデッキのある暮らしは最高です。子どもたちは、リビングから裸足のまま出て外の空気を吸ったり、スイカを食べたり、縄跳びしたりしています。

子どもがよくここを使うので、ささくれなどでケガをする心配のない、樹脂製にしてよかったと思います。

電源をつけたのでいつでも「外ごはん」が楽しめる

ウッドデッキの横には、コンセントもつけました。ですから、室内から延長コードで電気を引かなくてもOK。いつでもホットプレートで鉄板焼きが楽しめます。外で食べると楽しいので、子どもも大喜びです。

ちなみにデッキに油が跳ねても、天然木のように油がしみ込むような感じはありません。汚れは、サッと洗い流せばきれいになります。

なお、樹脂製のウッドデッキは、真夏に直射日光が当たるとかなり熱くなります。裸足では歩けません(やけどしてしまいます)。

この対策として、筆者の家では、夏の暑い時期はシェードを設置。日陰をつくることで、デッキが熱くなることを防いでいます。

3年間使ってメンテナンスは不要。でも掃除は必要

工務店からは、とくにメンテナンスはしなくても大丈夫と言われ、筆者も3年間なにもせず放置していました。それでも日焼けによる色あせや、ささくれはありません。しかし、あるとき裸足でウッドデッキに出ると、足の裏が真っ黒に。やはり定期的な掃除は必要のようです。

そこでホームセンターで、1000円程度で売っているブラシを使用して掃除しました。すると、水をかけてこするだけで、簡単に汚れが落ちました。

筆者の家では、夏にプールを出すので、子どもがプールに入っているときにやるように決めました。そうすると年に1回は、最低でもやるようになるので忘れません。

筆者の家では、結果として樹脂製のウッドデッキを採用してよかったと思っています。ささくれなどでケガする心配もないので、子どもたちを伸び伸び遊ばせています。

また、掃除がラクなことも満足。メンテナンスがほぼ不要というのも助かっています。年に1度塗装をするのは面倒で、筆者にはできなかったかなと思います。