「GENERATIONS」での活動は10年を超え、30歳を機に初のソロCDをリリースする片寄涼太さん。楽曲に込めた思いとともに、最近「自分時間」として始めたというワインの勉強についても伺いました。

片寄涼太さんにインタビュー。「レコーディング中にどんどん華やかになって驚きました」

2022年に10周年を迎えた、ダンスボーカルグループ「GENERATIONS」ではボーカルを担当、昨年は全国を駆け抜けるアニバーサリーツアーを大成功させた片寄涼太さん。30歳を迎えたこの8月、新たな挑戦として初のソロシングルCDを発売しました。

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ソロシングル『tenkiame』は、シンガーソングライターのeillさんが片寄さんのために書き下ろした楽曲。報われない恋に虚しさを感じつつ、雨でも明るく日が差す“天気雨”に、気持ちが前向きに変わっていく…という心の動きを歌っています。

「ネガティブなことがあっても、自分なりに消化して次に進もうと心をきり替える。そんな、人が大人になる瞬間を歌っているので、共感してもらえたらうれしいです。トラックは、僕たちの世代には懐かしい2000年代風のR&Bテイストのポップス。デモ音源ではイメージがつかめなかったところも、レコーディングでeillさんやスタッフさんたちとコーラスや歌い方で肉づけしていくうちに、どんどん華やかになって驚きました」

自分時間はワインの勉強に充てています

片寄さんといえば、テレビやSNSでしばしばワイン好きであることを明かしています。よくつくるという料理のメニューを聞いてみても、「ホタテのバターソテーや、最近はラムチョップにローズマリーを添えてオリーブオイルで焼くのが好きですね」と、いかにもワインに合いそうなラインナップ。

「含まれる栄養素のせいなのか、ラムチョップは疲れているときに食べると、寝つきも寝起きもよくなる気がしてハマっています」とのこと。また、ESSE10月号のテーマである「自分時間」について聞いてみても、「時間が取れるならワインの勉強をしたい」と熱中ぶりが伺えます。

「じつは数か月前から、ワインに関わる資格を取りたくてスクールにかよっているんです。もともとワインは好きでしたが、基礎を知らないから、今まではいわば“ストリート飲み”(笑)。好きでも言語化できないことが多かったのですが、あらためて勉強することで理解が深まってきました。家でワインを飲むときも、学んだことを思い出して、さらに楽しくなることも。

だから僕は『自分時間』の充実は、勉強するということだけじゃなく、新たな学びがあったときに訪れるものだという気がします。勉強すると、その先にまた知りたいことが出てくると思うんです。ワインの資格も、最終的には英語でしか受けられない試験があるので、最後は英語も学ぶことになるかもしれない。でも、そんな繰り返しがまた楽しいですよね。30代はより学びを深めていきたいです」

学ぶ欲をもち続けたいという片寄さん。30代もすばらしい活躍を見せてくれるでしょう。