水筒にスポーツドリンクはNG? 赤い斑点、ザラザラ汚れ、コーヒーの落とし方もタイガー魔法瓶の担当者に聞く
気温30℃超えの日が続き、水筒を手放せないという人は多いのではないでしょうか。スポーツやアウトドアなど、汗をかくアクティビティをしている人、熱中症や脱水症状が心配な人は水筒にスポーツドリンクを入れたいと思う人も少なくないと思います。しかし、水筒にスポーツドリンクを入れるのには、注意が必要です。そこで、スポーツドリンクを入れても大丈夫な水筒を発売しているタイガー魔法瓶の商品企画第一チーム・真空断熱ボトル担当の高田愛子さんに、さまざまな疑問について聞きました。
金属製はNG プラスチック製はOK
Q.水筒にスポーツドリンクを入れるのがNGというのは本当なのでしょうか。
高田さん「一般的な金属製の水筒はNGです」
Q.NGの理由も教えてください。
高田さん「スポーツドリンクには塩分が含まれているため、ボトル本体がさびたり、腐食してしまう可能性があります」
Q.スポーツドリンクを入れてもよい、水筒のタイプや特徴を教えてください。
高田さん「プラスチック製の水筒ではあれば問題ありません。また、金属製でもボトル内面への加工や塗装によって『スポーツドリンクOK』を実現しているタイプもあります。
タイガー魔法瓶の真空断熱ボトルの場合は、ボトル内面になめらかで光沢のある『スーパークリーンPlus加工』を施しており、汚れや臭いがつきにくく、サビにも強いため、スポーツドリンクに対応しています。とはいえ、使用後はすぐにお手入れをするようにしてください」
Q.水筒を長持ちさせるお手入れ法や洗い方はありますか?
高田さん「毎日使用後、すぐにお手入れしていただくことによって、長くご愛用いただけます。タイガー魔法瓶の真空断熱ボトルには、パッキン一体型せん『らくらくキャップ』搭載や、食器洗い乾燥機に対応しているものもあり、毎日ラクにお手入れしていただけるボトルラインアップが豊富にそろっているところが特長です。
特に気になる汚れが発生した場合は、次のようなお手入れを行っていただければと思います。
(1)本体の内側に『サビのような赤い斑点』『ザラザラしたもの』がついている場合
これらは水の中に含まれているカルシウム、マグネシウム、鉄分といったミネラル成分です。スーパーや薬局で販売されているクエン酸の使用をお勧めします。
◆クエン酸を使ったお手入れ方法
・クエン酸(約10グラム)をぬるま湯で薄めて本体に入れる
・2〜3時間後に柔らかいブラシできれいに洗い、水で充分にすすぐ
・充分に乾燥させる
(2)茶渋やコーヒーの汚れがついている場合
タンニンや油脂成分によるもので、こすってもなかなか落ちません。こうした汚れには、ステンレスボトル専用の洗浄剤を使うのがお勧めです。
◆専用の洗浄剤を使ったお手入れ方法
・洗浄剤を入れ、ぬるま湯(約40℃)をゆっくり本体に入れる
・2時間後に洗浄水を捨て、水で充分にすすぐ