こころのせかい展 精神疾患と向き合いながら作品描く
宇都宮市出身の画家・小林優太さんが精神疾患と向き合いながら描いた作品を集めた展示会が宇都宮市の就労継続支援事業所で開かれています。
力強い龍に風神雷神。緻密かつ力強く描かれた作品は、今にも動き出しそうな勢いすらを感じます。
絵を手掛けたのは宇都宮市出身の画家小林優太さんです。
今回のテーマは、「こころのせかい」。会場には小林さんの心の中を表現したというおよそ90点が展示されています。
一つ一つ、違った模様や、様々なタッチで描かれていますが、実は、作品のほとんどがボールペンのみで描かれています。
小林さんは、印刷会社のデザイナーとして働いていましたが、精神疾患を患ったことをきっかけに離職。
その後、自身の母親を亡くしたことをきっかけに、やりたいことを悔いなく挑戦したいと7年前に仕事の傍ら画家として活動を始めました。
そんな小林さんに展示会の話を持ちかけたのが、就労継続支援事業所「J BASE」の代表・橋本吉司さんです。
小林さんは、精神疾患を患った自身の経験があるからこそ、この場所で伝えられることが多くあると話します。
この企画展は9月1日まで、開かれています。