とちぎテレビ

台風１０号の情報です。台風１０号は、今の所ゆっくりと東に進んでいます。栃木県には、熱帯低気圧に変わった後の来週月曜日２日から火曜日の前半にかけて最も接近するとみられ、警報級の大雨となる可能性があり警戒が必要です。

台風１０号は３０日午後６時には、愛媛県今治市付近にあって１時間におよそ１５キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は９９４ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は１８メートル、最大瞬間風速は２５メートルで、中心から半径３３０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風となっています。

こうした状況を受け、宇都宮地方気象台は、県内の自治体や報道機関向けに説明会を開きました。気象台によりますと、南から湿った空気が日本列島に入ってきている影響で発達した積乱雲が発生し、台風から離れた関東でも、強い雨が断続的に降っている所があるということです。今のところ台風１０号は、９月１日の午前９時には、熱帯低気圧に変わる予想で栃木県には、上空の気圧の谷の接近で動きが早まった２日から３日の前半にかけて最も接近する予想です。

これに伴い県内でも雷を伴った警報級の大雨となる可能性があります。３０日から２日の午後６時までに予想される１時間の最大雨量は多いところで３０から４０ミリ、２４時間の降水量は多いところで、１００から１２０ミリとなっています。

これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があることから宇都宮地方気象台は、土砂災害などに注意・警戒するよう呼びかけています。