通算300号本塁打を放った、ヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)Getty Images

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ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が14日(日本時間15日)、敵地でのホワイトソックス戦に「3番DH」で先発出場。8回表に今季43号3ランを放ち、史上最速の通算300号本塁打を達成した。

■最強打者に相応しい、記録づくめの一発に

前日の試合終了時点で、8月の月間打率5割と絶好調を維持していたジャッジ。この日も勢いは止まらず、終盤にダメ押しの特大アーチで節目の記録に到達した。
ヤンキース4点リードで迎えた、8回表の打席。1死一、二塁でジャッジは、相手4番手チャド・クール投手の4球目内角シンカーを豪快に振り抜くと、角度23度、速度110.1マイル(約177.1キロ)の鋭い弾丸ライナーが瞬く間に敵地の左翼スタンドへと突き刺さった。今季43号アーチは、試合を決めるダメ押し3ランに。
米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は、自身のXに「300号本塁打の最速記録を破ったアーロン・ジャッジに祝福を。彼は955試合で300本塁打を放った。これまでの記録はラルフ・カイナーの1087試合だった」と投稿して、節目の一発に惜しみない賛辞を贈った。
また、MLB公式サラ・ラングス記者によると、3431打数での300号達成は3831打数のベーブ・ルースを抜いて、こちらも史上最速記録とのこと。
ジャッジは現在、チーム122試合で43本塁打。2度目の60本塁打超えと初の三冠王も視界に捉えている。現役最強打者の打席から、今後も目が離せなくなりそうだ。