舞台『ブロードキャスト』(左から)深尾あむ、新 正俊、木村来士

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2024年8月10日(土)恵比寿・エコー劇場にて、舞台『ブロードキャスト』が開幕した。この度、初日を迎える出演者よりコメントが届いたので紹介する。

松たか子主演で映画化された『告白』や、戸田恵梨香と永野芽郁が親子を演じた映画『母性』など、数多くの傑作を発表し続けている湊かなえが初めて手掛けた青春小説『ブロードキャスト』。コミカライズも刊行された傑作青春小説が舞台化。

演出を務めるのは元吉庸泰。主人公の町田圭祐役は、2016年の舞台デビュー以来主に舞台を中心に活動している新 正俊。交通事故にあい陸上への夢が潰えるも、なりゆきで放送部へ入ることになり新たな目標と居場所を見つけていく役どころをフレッシュに演じる。そして、圭祐とは中学時代からの友人で、圭祐が放送部に入部することになるきっかけを作る脚本家志望の宮本正也役を演じるのは、ジュニア期待の新星でかねてより舞台出演を待望していた木村来士。内向的な性格だったものの、正也に“声”の良さを見初められて放送部に入部することになる久米咲楽役を演じるのは深尾あむ。さらに、2.5次元ミュージカルから本格派ストレートプレイでも幅広く活躍する若手実力派俳優陣が結集した。

(左から)深尾あむ、新 正俊、木村来士       撮影:西村淳

挫折を乗り越えた先にある物語。青春時代の熱い想いがあふれる舞台『ブロードキャスト』に期待しよう。

出演者 初日前コメント

■町田圭祐役:新 正俊

新 正俊       撮影:西村淳

ついに明日からお披露目できるということで、僕自身も楽しんでお芝居できたらいいなと思っています。前代未聞のバウ(キャスト一同の礼)から始まるところがやっていて特に楽しいですし、舞台なのかラジオドラマなのか曖昧なところで続いていくので気に入っています。
毎回稽古前に、二人一組になって演出の元吉(庸泰)さんから出されたお題を絵で伝えるゲームをやったのが印象的で、それがあったおかげでキャストの仲も深まったなと感じています。
人間はなにかしらを選択して決断することがあると思うんですが、僕が演じる町田は選択から逃げてきた人間です。でも、放送部に入って決断をしていって、未来に向かっていくというところにぜひ注目していただきたいです! 
短い稽古期間でしたが、キャスト・スタッフ全員で作り上げて濃密な時間を過ごし、最高の青春を味わえています。目で見て、耳で聞いて、いろんなものを感じていただける作品です。笑って泣いて楽しい夏をすごしていただけたらと思います! ぜひ劇場にお越しください!

■宮本正也役:木村来士

木村来士       撮影:西村淳

初めて脚本を読んだときは、こんなにも内容が濃くてメッセージ性がある作品をこの短い稽古期間で完成させることができるのか不安も大きかったんですが、皆さんに支えていただきながら初日を迎えられる段階まで来ることができました。今は不安よりも楽しみのほうが大きいです!
最初はみんな猫を被っていたのか固かったんですが(笑)、新さんのお話にもあったゲームなどで打ち解けたことで、どんどん稽古が楽しいものに変わっていきました。
僕が演じる正也は、圭祐や咲楽と違って、一度決めたことを何としてもやり遂げる芯の強い役なので、そこに注目していただければより一層面白く観ていただけるんじゃないかなと思っています。型にはまりすぎていないベテランの役者さんたちの、作品に華を添えるようなアドリブも面白いので注目してください(笑)。僕は最年少で現役高校生なので活発で元気なフレッシュさは負けません!(笑)
生のピアノや、キャストで奏でるSE音など、ほかの舞台では感じられない演出も多いので、この距離感を楽しんでいただきたいです。
僕はアイドル活動はもちろんのこと、今後役者としても力を入れていきたいと思っています。夏の思い出を作りに来てください! 劇場でお待ちしております!

■久米咲楽役:深尾あむ

深尾あむ       撮影:西村淳

私は今回が初舞台なのですが、みなさんに支えていただきながら、誰よりも楽しんでいる姿をお見せできたらと思っています! このチームはみんな和やかで仲が良く、いろんなシーンでアドリブを入れたり、ボケたりツッコんだりしていて、笑いが絶えない稽古場だったので、その雰囲気が本番でも伝わればいいなと思っています。おかげで私も躊躇なく芝居ができました。
私が演じる久米咲良は好きな話をすると早口になったりして、嬉しそうに楽しそうに突き進みます。アニメオタクで、いろんな箇所でアニオタムーブがあります。町田と宮本から放送部に勧誘されるシーンは特に爆発しているので注目してほしいです! 放送部でテレビドラマを撮影するシーンでは、(庄司ゆらのさん演じる)ヒカル先輩が強烈な泣き方をしているのでそこも注目してみてください(笑)。
お客さまにも声を出して沢山笑って一緒に楽しんでいただきたいです!劇場でお待ちしております!