韓国チームと一緒にダンスしたハナコの菊田竜大

 7月20日から21日にかけて生放送された『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(フジテレビ系)の最後に放送された企画「カギダンススタジアム」が、一夜明けても話題になっている。

 同企画は、総合司会も務めた『新しいカギ』メンバーと高校生がともにダンスに取り組み、オリジナルダンスのNo.1を決めるというもの。見事、優勝を果たしたのは、チョコレートプラネット松尾駿と組んだ埼玉・武南高校だった。

「2日にわたる生放送の最終盤ということで、総合司会メンバーはほとんど寝ていない状態で、高校生と “本気ダンス” に挑むという企画です。

 番組開始前から霜降り明星のせいやさんは『本当に失敗できない』と何度もこぼしていたように、3カ月練習した高校生たちとの絆も感じられ、笑いだけでなく、視聴者の涙も誘う内容でした」(芸能記者)

 多くの視聴者からはおおむね好意的な意見が聞かれたが、放送終了後にX上ではこんな声が聞かれた。

《なんで韓国?日本の高校生だけで良かったんじゃないのかな。韓国入れるなら他の国も入れて世界高校生ダンススタジアムにしなよ》

《韓国使わなきゃ視聴率取れないんだろうけど今回ばかりは韓国呼ばなくても日本の高校生チームだけでかなり話題になったはずだよ》

《有名な振付師がいる韓国の高校出してくるのはちょっと違くない? ダンスだけ見たら間違いなく韓国チームが1位だけど、なんか違くない?言いたい事伝わるかな…》

 言及されているのは「カギダンススタジアム」の “トリ” として、ハナコ菊田竜大と一緒に登場した韓国の人気ダンススタジオ「1MILLION」についてだろう。

「1MILLIONについては、YouTube登録者数が約2600万人であることや、TWICEなどを担当してきた有名振付師が携わっていることなどが紹介され、ほかのチームと比べても “高校生らしさ” は感じられませんでした。

 それで言うと、せいやさんと一緒に出た『KADOKAWA DREAMS YOUTH』もD.LEAGUEに参戦するチームの “育成メンバー” でしたが、こちらはそれぞれ別々の高校に通いながら、夢に向かってダンスに取り組んでいることが紹介VTRで触れられていたんです。

 高校野球の甲子園を模したような番組企画は『高校生クイズ』など多数ありますが、やはり国外のチームが参加する例は少なく、その点も視聴者から違和感が出る要因だったと思います」(前出・芸能記者)

 菊田と1MILLIONの結果は7組中6位に終わったが、視聴者に違和感を残すことになってしまったようだ。

 じつは、ダンス系番組企画では、直近でも同様の騒動が起きていた。テレビ局関係者がこう話す。

「2024年5月に放送された『THE DANCE DAY』(日本テレビ系)は、今回の『カギダンススタジアム』と同じような大会でした。こちらも14組のうち2組が韓国チームで、優勝も韓国の『JINJO CREW』という結果でした。

 たしかに、出場を日本チームに限定しているわけではなかったですが、さまざまなバックボーンを持った日本チームが奮闘するなか、ブレイキン(ブレイクダンス)で国際大会優勝経験もある韓国プロチームが優勝する結果に、疑問の声は聞こえていました」

 番組テーマの “学園祭” とは少しかけ離れてしまったかもしれない。