山陽道〜広島駅まで直結!? 超便利な新路線「広島高速5号線」工事進行中 トンネル掘削は「8割完了」 橋脚もニョキニョキの現在

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トンネル掘削「8割完了」

 広島市内の高速移動を担う「広島高速」ですが、広島駅を利用する場合はどのICも遠く不便になっています。
 
 その不便を解消するため、広島駅前へ直結する「広島高速5号線」が、工事真っ最中です。
 
 完成すればどう便利になるのでしょうか。また、工事はどこまで進んだのでしょうか。

工事が進む広島高速5号線(編集部撮影)。

 広島高速5号線は、東側を南北に走る「1号線・2号線」の温品JCT(間所IC)から西へ分岐し、まっすぐ広島駅へ向かう計画です。途中には、駅裏の山をつらぬく長さ約1400mのシールドトンネルがあります。

【画像】超便利!? これが「広島駅直結」の高速道路「5号線」ルートと工事状況です

 完成すれば、山陽道の広島東ICから広島駅まで、ほぼ高速道路だけで到達可能になります。特に高速バスにとっては、渋滞する市街地の一般道路を延々と走ることも無くなります。

 完成予定は2028年となっています。

 さて、現地の広島駅北口付近では、すでに高架橋が完成間近の姿になっていて、北側の山肌へ吸い込まれていくような形になっています。

 反対側では、トンネルから出てきた高架橋が東へ伸び、新幹線の車両基地を大跨ぎして、温品JCTまで到達しています。すでに舗装や付属構造物の工事段階となっています。

 現在のメインの工事はシールドトンネル掘削と、温品JCTのランプ高架橋の工事です。

 シールドトンネルは7月18日の時点で、全長約1407mのうち、広島駅側から1133mのところまで来ました。進捗率はちょうど80%です。

 温品JCTは、山陽道方面へは既につながっていて、あとは広島市街方面の上下線の各ランプが工事中です。2022年度の工事で市街行きの橋脚が立ち、現在は広島駅方面の橋脚工事が進んでいます。