【夏の自由研究】わが家の冷蔵庫からSDGsを考えよう!破棄してしまう野菜で「マイドレッシング」作ってみた!

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小学生の子どもがいるご家庭のみなさん、夏休みの宿題「自由研究」はお決まりですか?子どもも親も、何をテーマにすればいいのか悩みますよね。ここで朗報です!自動車メーカーのHondaが運営する「Honda kids」という子育て家族向けサイトに、お役立ちな自由研究情報が掲載されているんです。その中で筆者が気になったのは、1日で出来るSDGsなお料理テーマ、冷蔵庫の残り野菜で「マイドレッシング」作り。お料理&エコに楽しく取り組めましたよ!

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自由研究のテーマ探しにぴったり!子育て家族のためのサイト「Honda kids」

「Honda kids」は車メーカー・Hondaが運営する、子育て家族を応援する情報サイトです。

親子で楽しめる体験イベントや子連れドライブに役立つ情報、ママやパパに役立つ子育て情報など、たくさんのお役立ち情報を見ることが出来るんです。

夏休み中に特に役立つのが、自由研究に関するコンテンツ!108ものテーマが集められ、学年別や気になるカテゴリーから検索することが出来て、興味のあるテーマを見つけやすいよう、工夫されています。

今回、筆者が気になったテーマは、食品ロスを学べる「マイドレッシング」作り。おいしい物が好きな子や料理に興味がある子にピッタリのテーマで、おうちにある食材で簡単にトライ出来ますよ。

「マイドレッシング」作りを通して、食品ロスについて考えよう!

ドレッシングを作る前に、SDGsについて調べてみましょう。
今回、「マイドレッシング」作りに使うのは、冷蔵庫に残っている食材。もしかしたら使わないまま、「しなびておいしくなさそうだから」「少ししか残っていないので、もういいか」などの理由で、最終的には捨てられてしまう運命にあったかもしれない野菜たちです。

そのように、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことを「食品ロス」と言い、最近では大きな社会問題になっています。

日本では1年で約612万トンもの食べられる食材が捨てられているそうです。これは日本人1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分の食料を捨てていることになるんですって。

ところがその一方、世界全体で考えてみると、実は途上国を中心に、9人に1人は栄養不足に陥っているという状況があるのです。
このまま食品ロスの問題を放っておけば、たくさんの食べ物が無駄になるだけでなく、将来、環境が悪化したり、人口が増えたりが原因で食糧危機が起こったときに、困ったことになってしまいます。
それを解決するには、どうしたらいいのか?解決するために、小さなことであっても、自分に出来ることはないだろうか?
今回の「マイドレッシング」作りを通じて、食品ロスの現状と食品ロスが出る原因、それを解決するために身の回りで出来ることなどを調べ、考えてみると、自由研究がより深いものになるはず!

ちなみに
食品ロスについては、記事の最後にある、参考文献サイトを参考にしてみるといいかもしれません。

小学2~4年生におすすめ!残り食材で「マイドレッシング」作りに挑戦!

食品ロスを減らすために出来ること、ということで「Honda kids」が提案していたのが、おいしい「マイドレッシング」作り。冷蔵庫の残り野菜で作るのですから、これも立派なSDGsです♪

始める前に手や道具をよく洗い、調理中はおうちの人が付き添って安全に行えるように見守ってあげてくださいね。

1. 必要なものを準備します。



【必要な物】
(調味料)
オリーブオイルまたはサラダ油、酢またはレモン汁、塩、こしょう
(調理道具)
フタ付きの密閉容器、包丁、まな板、おろし器、スプーン、ラップなど

まずは基本的な調味料と道具を用意しましょう。数種類のドレッシングを作る場合は、フタ付き密閉容器を作りたいドレッシングの数だけ用意してくださいね。

2. 冷蔵庫から余った野菜などを探します。



冷蔵庫の中をチェックして、残っていそうな野菜などを見つけ出します。使いかけの野菜はないかな?この長ねぎは使えるかな?

ちなみに「Honda kids」のサイトでは、にんじん、玉ねぎ、ハムを使ってドレッシングを作っていましたよ。



「マイドレッシング」に使えそうな食材が見つかりました。野菜はにんじん、玉ねぎ、長ねぎ、しょうが、レモン(国産)、手作りの蜂蜜レモン。調味料は粉チーズとケッパー。とりあえずハムも用意してみました。

使いたい食材が見つかったら「マイドレッシング」に使っていいか、子どもが食べても安全な食材なのかを、必ず親子で確認してくださいね。



今回はにんじんと蜂蜜レモンを使った「にんじんドレッシング」を作ってみることに。



もう1種類は玉ねぎ、レモン、しょうが、ケッパーを使った「玉ねぎドレッシング」にしてみます。

集めた食材を見ながら、どの食材を組み合わせたらおいしくなるか、考えるのも楽しいですよ!



3. 酢とオリーブオイルを混ぜて基本のドレッシングを作ります。



容器に酢大さじ2杯とオリーブオイル大さじ2杯を注ぎます。2つの調味料を注いでも混ざらずに、下は酢、上はオリーブオイルときれいな2層になりました。

なぜ2層に分かれるのか?水と油の関係を調べてみると、自由研究の幅が広がりますよ。ちなみに「Honda kids」のサイトに簡単な説明が書かれているので、参考になると思います。



容器のフタをしっかり閉めて思いっきり振ります。



容器を振るときれいに混ざりました。しばらく置いておくと中身がどうなるか、観察してみるのも面白いと思います。

4. 使用する食材を、ドレッシングに混ざるように細かくします。



すりおろしたり、包丁でみじん切りにしたり、フードプロセッサーを使ったりして食材を出来るだけ細かくしましょう。包丁を使うのが難しい場合は、おうちの方がお手伝いしてくださいね。



玉ねぎやにんにくを使う場合は、生で食べるとお腹を壊す場合があるので、電子レンジ(600W)で1分くらい加熱して使いましょう。

5. 3の基本のドレッシングに切った食材を入れて、しっかりと混ざるように振ります。



「にんじんドレッシング」は基本のドレッシング(酢とオリーブオイル各大さじ2杯)に、にんじん約5cm分のすりおろし、半月切りの蜂蜜レモン2枚分のみじん切りを加えました。

食材を加えて振ると、鮮やかなオレンジ色のドレッシングになりました!



「玉ねぎドレッシング」は、基本のドレッシング(酢とオリーブオイル各大さじ2杯)に加熱したみじん切り玉ねぎ大さじ約1杯、すりおろししょうが約小さじ1/2杯、みじん切りケッパー2粒分を加えてシェイク。こちらは基本のドレッシングからほとんど色は変わりませんでした。

6. 味見して好みの味に調えます。



塩やこしょうで味を調えたり、オレンジジュースやトマトジュースなどを加えて好みの味に近づけましょう。

「にんじんドレッシング」は甘くするため、冷蔵庫にあったりんごジュースを少し加えました。



「玉ねぎドレッシング」は、粉チーズと黒こしょうを少し加えました。

どんな調味料を加えたらいいか迷った時は、家にある市販のドレッシングの原材料表示を見ると味付けの参考になりますよ。

これで「マイドレッシング」作りはおしまいです。さて、どんな味のドレッシングが出来たでしょうか?試食してみましょう!



お楽しみの試食タイム♪おいしく作れた?作れなかった?



「にんじんドレッシング」はオレンジ色が素敵なドレッシングになりました♪きゅうりとレタスを刻んだ野菜サラダにかけて食べてみると、細かく刻んだ蜂蜜レモンが入っているので味はレモン風味。にんじんの味はほとんどしませんでした。



「玉ねぎドレッシング」も同じ野菜サラダにかけて試食してみます。こちらは市販のフレンチドレッシングのようなおいしいドレッシングに仕上がりました。

酢とオリーブオイルを混ぜただけの「基本のドレッシング」は酸味が強かったのですが「玉ねぎドレッシング」はちょうどよい味わいに。

おいしくなった理由は加熱した玉ねぎのおかげかな?
本来なら捨てられていたかもしれない野菜から、こんなにおいしいドレッシングが作れる。そこで思ったことなどをしっかりまとめるのも、おすすめです。

捨てられる部分を使ったわが家のアイデア料理やレシピを調べてみよう!

ドレッシングを作った後は、自由研究をさらに深めてみましょう。

「マイドレッシング」の他にも、捨てられがちな食材を使ったレシピはたくさんあります。おうちの人に食材を無駄にしない工夫を聞いてまとめたり、インターネットなどの料理サイトで、もったいないレシピを検索してみるといいと思いますよ。



例えば、筆者がいつも作るもったいない料理は「スイカの皮の即席漬け」。通常は捨てられるスイカの皮ですが、白い部分はおいしく食べられます。緑の硬い皮だけを取り除き、白い部分を塩揉みして塩昆布としょうゆで和えれば簡単なお漬物に大変身。

スイカはウリ科の野菜なので、スイカの白い部分をお漬物にすると、きゅうりのお漬物のようなポリポリとした歯ごたえのおいしい一品になるんですよ。



そして上の画像は、人気料理家・リュウジさんがYouTubeで紹介していた”もったいない料理”、「SDGsな皮きんぴら」です。ブロッコリーの硬い皮を、きんぴらごぼうのように甘辛い味付けで調理したもの。

ブロッコリーの茎の硬い部分は捨てられがちなのですが、千切りにして炒めれば、ごぼうのようなシャキシャキ食感のおいしい野菜に大変身!ごぼうを使うよりも下ごしらえが簡単で、「ごぼうのきんぴら」と同じような歯ごたえを楽しめるおかずになります。

アイデア次第で食材の無駄をなくせて、おいしく作れるのが料理の楽しいところ。ぜひ、もったいないレシピを探して作ってみてくださいね。

身近な食と料理を通じて食品ロスを楽しく学ぶ機会に



「Honda kids」で紹介している自由研究テーマのひとつ「マイドレッシング」作りは、冷蔵庫にある食材を使ってすぐにトライ出来るテーマです。

小学2年生から4年生向けとして紹介されていましたが、お子さまの年齢に応じて、作って食べてまとめるだけでも、さらに内容を深めて食品ロスについて調べてまとめたり、他のもったいない料理に挑戦しても奥深い自由研究になると思います。

ドレッシング作りは簡単に出来ますので、自由研究はもちろん、親子で楽しむクッキングのひとつとしてぜひ挑戦してみてくださいね。

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

<参考文献>
WEB

【農林水産省HP】https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html
【環境省HP】https://www.env.go.jp/recycle/foodloss/general.html