お笑いコンビ「シューマッハ」、米人気番組で快挙 「逆輸入で大ブレイクするロールモデルになってみせたい！」

お笑いコンビ「シューマッハ」が2024年7月17日、米人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の予選で「ゴールデンブザー」を獲得したことを発表した。

一発で準々決勝行きが確定する最高評価に、SNSではざわめきが広がっている。

「売れる準備はできました！　逆輸入で大ブレイクするロールモデルになってみせたい！」

シューマッハは13年7月結成の五味侑也さんと中村竜太郎さんによるお笑いコンビだ。2人はNSCの同期であり、それぞれ前コンビが解散したことで結成したという。

「アメリカズ・ゴット・タレント」はピン芸人のとにかく明るい安村さんやお笑いコンビ・チョコレートプラネットなどが出演し、一躍注目を集めていた。

審査員らと司会者が予選で1回だけ押すことができるゴールデンブザーは、飛び級で準々決勝行きが決まる予選では最も高い評価だ。日本人の獲得歴は少なく、コメディアンでのゴールデンブザーも珍しいものだという。

中村さんは17日、自身のXを更新し「快挙です！『アメリカズ・ゴット・タレントで日本人コメディアン初のゴールデンブザー獲得』を達成しました！」と報告した。

「きっと僕らが手にした最後のチャンスです。売れる準備はできました！　逆輸入で大ブレイクするロールモデルになってみせたい！」とつづっている。

添付した動画では、番組でコンビの代表ネタの「動物ものまね」を披露する様子を公開している。

スーツ姿で現れた2人は英語で挨拶を終えると、中村さんが音楽に合わせ白い全身タイツ姿に。五味さんに犬の被り物を被せられ、一瞬で犬に変身した。五味さんに黒いビニールテープを渡された中村さんは、テープを全身に巻き付けシマウマに変身。

会場が湧き上がる中、2人は急いでテープを外して白いタイツ姿に戻ると、ユニコーンの被り物をつけ風船を割るパフォーマンスを見せた。

五味さんが白いタイツを脱ぎ茶色い柄タイツ姿になると、裏手から中村さんも同じタイツ姿になって登場。中村さんが五味さんに跨り、お尻に顔を埋めるように「合体」するとキリンに変身した。

観客は手を叩いて笑い、審査員も爆笑

観客らが手を叩いて笑う中、審査員も爆笑し、審査員のサイモン・コーウェルさんは「イエス」。ソフィア・ベルガラさんも興奮を隠しきれない様子でゴールデンブザーを押した。金の紙吹雪が舞う中、コンビでしっかり抱き合うと、審査員席から舞台上に駆けつけたベルガラさんともハグを交わした。

五味さんもXで「←1年前　→1年後」として自身のビフォーアフター写真を公開している。腕から三角巾を吊り下げ、胴体にコルセットをつけ悲しそうな表情を浮かべていた1年前から、AGTの舞台でネタを披露するまでになった現在を喜んでいるようだ。

SNSでは、コンビ結成から12年目の快挙に驚きと祝福の声が相次いでいる。

「うわーー　ついにシューマッハもAGTに　いいともや仮装大賞出てきた頃からライブ見に行ったり応援してたけど?　夢があるなぁ?素晴らしい」
「マジでくっだんないゲド、やっぱり大笑いしちゃうよね！！　言葉の壁はあるけど、笑いの壁はないのかもって思わせてくれる！　挑戦って素敵！」
「これは嬉しいね！　凄い！　おめでとうございます！　言葉がなくとも世界と戦える日本の生み出す笑いの力は異常w」