タイ首都バンコクで6人の遺体が発見されたグランド・ハイアット・エラワン・ホテルの室内に残されていたグラス。タイ警察提供(2024年7月16日撮影・提供)。(c)AFP PHOTO / ROYAL THAI POLICE

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【AFP=時事】タイの首都バンコクの高級ホテルのスイートルームで外国人6人の遺体が発見された事件をめぐり、警察は17日、このうちの1人が犯行に及んだとの見方を発表した。遺体の血液からシアン化物が検出されたとしている。

 男性3人、女性3人の遺体が見つかったのは、パトゥムワン(Pathum Wan)区にあるグランド・ハイアット・エラワン(Grand Hyatt Erawan)ホテル。警察によると、16日午後4時30分(日本時間午後6時30分)に清掃係が遺体を発見した。

 バンコク警察の副署長は会見で「遺体で見つかった6人のうち1人が犯行に及んだと確信している」とし、シアン化物が毒物として使われ、動機は借金絡みとみられると述べた。

 セーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は、遺体が発見された直後に現場となったホテルで緊急会見を行い、6人は全員ベトナム人で、うち2人は米国との二重国籍者だと発表。「争った形跡はなかった」としていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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