EUROで躍動したニコ・ウィリアムズ photo/Getty Images

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EURO2024を制したスペイン代表では、強烈な両ウイングが躍動した。右のラミン・ヤマル、左のニコ・ウィリアムズだ。

ヤマルはバルセロナでも主力となっているが、現在はバルセロナがアスレティック・ビルバオに所属するウィリアムズの獲得を狙っているとの話題があり、バルセロナでもスペイン代表と同じ両翼が完成する可能性がある。

スペイン『Mundo Deportivo』もそのシナリオを期待しているのだが、同メディアはウィリアムズを元バルセロナFWネイマールと重ねている。

ネイマールもバルセロナの左ウイングで3冠獲得に貢献するなど大きな成功を収めたが、同メディアが2人を比較していることには理由がある。ウィリアムズがEURO2024決勝・イングランド戦で決めたゴールが以前ネイマールがバルセロナで決めた一撃と似ていたからだ。プレイスタイルが似ているというよりは、ゴールシーンが比較されているのだ。

イングランド戦で決めたウィリアムズのゴールは、右サイドからヤマルが出した横パスを左足で決めたものだった。同メディアは、これが2014-15シーズンにネイマールがチャンピオンズリーグ決勝のユヴェントス戦で決めたゴールと似ていると興奮気味に取り上げている。

当時のバルセロナはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールで構成されるMSNを中心に欧州を支配しており、その攻撃力は歴代最強クラスだった。さすがにあのレベルを目指すのは難しいだろうが、バルセロナでヤマルとウィリアムズの両翼が実現するならば期待は広がる。