とちぎテレビ

栃木県教育委員会が有識者検討会で、「存続」か「廃止」かを協議してきた栃木市と那須塩原市の2つの特別支援学校の寄宿舎について、県教育委員会は今年度で「廃止」する方針を固めたことがわかりました。10日から県内3カ所で保護者向けの意見交換会が開かれています。

県教育委員会はこれまで、有識者による特別支援教育のあり方に関する検討会で、2つの寄宿舎について存続か廃止かも含めて議論していて、今年3月、検討会から寄宿舎については発展的に解消することが望ましいとする報告書が提出されていました。

また県教育委員会がことし5月、特別支援学校に通う児童・生徒の保護者に行ったアンケートでは、「今後充実させて欲しい項目」についての回答は、「個に応じたきめ細かな指導・支援」が30.2%で最も多く、「知的障害特別支援学校の寄宿舎」は2.6%だったということです。

県教育委員会では10日から12日まで、県南・県北・県央の3会場で、保護者向けに意見交換会を開いていて、その中でも2つの寄宿舎を廃止する方針を含めて丁寧に説明していくとしています。