とちぎテレビ

市や町に移住して地域活性化に取り組む、地域おこし協力隊が、市や町の垣根を越えて活動するための会が発足し7月9日、初めての会合が宇都宮市で開かれました。

地域おこし協力隊は、地方に住民票を異動し、地域活性化を推進する活動を行いながら、その地域への定住や定着を図る総務省の取り組みです。栃木県内では、7月1日現在で、18の市と町で合わせて80人が活動しています。

栃木県は、市や町の枠を超えて、隊員同士が連携して活動ができる場として、「とちぎ地域おこし協力隊まるごとプラットフォーム」を創設し、14の市と町から38人が参加します。県によりますと、県内全域にいる隊員が連携する集まりは、全国的に珍しいということです。

9日は、栃木県庁で初めての全体会が開催され、福田富一知事が「市や町を超えた連携が生まれ、地域を変える原動力になることを期待します」とあいさつしました。

参加者は「交流会」「イベント企画」「移住定住・空き家」など、5つのテーマごとにグループに分かれ、今年度の活動などを話し合いました。「イベント企画」のグループでは、酒蔵の紹介やお酒と特産品のイベント、ふるさと納税の返礼品の紹介など、多くのイベント案が出され活発な議論が交わされました。