6月27日放送のライオンズナイターでは、埼玉県営大宮公園野球場の西武―日本ハム9回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの岸潤一郎選手にインタビューした模様を放送した。4番を任されたなかでのバッティングの手応えについて訊いた。

――バッティング好調ですね。
岸「まだまだです」

――今、バッターボックスに入った時の雰囲気や体調などはどう感じていますか?
岸「練習でやっていることを意識しながら相手投手と対戦ができているので、しっかり準備をしながら打席に入れているかなと思います」

――オリックス戦(6月21日、10回戦)から4番を任されていますが、どういう形で「4番いくぞ」と言われたのですか?
岸「京セラドームでの試合前日に練習日があったのですが、その時に平石(洋介)さんから『明日4番に入るけど、打順関係なくサインが出るし、いろんな状況があると思うけど、いつも通りにやってくれ』と伝えてもらったのですが、自分自身でもそれしかないと思っていたので、心のなかで『大丈夫です。分かっています』と思っていました」

――スコアボードの4番のところに自分の名前が入っているのは、気持ちとしてはどうなんでしょうか?
岸「高校や独立リーグ以来だったので、久しぶりの4番で嬉しいなと思う反面、やっぱりいい場面で打席が回ってくる打順なので、いい意味でプレッシャーを感じながら打席に入れているかなと思います」

――4番になってヒットも続きましたし、ホームランも出ました。バッティングの手応えはいかがですか?
岸「打順は何番でも変わらず、普段からセンター返しを意識して打席に入っている成果かなと思います」

――以前インタビューをさせていただいた時に、今シーズン岸選手は「バッティングに関しては去年までのことを全部リセットして、ゼロからやり直した」とおっしゃっていました。その成果が実を結んでいるかと思います。
岸「実を結んでいたらいいなと思う反面、昨日(6月25日、対日本ハム8回戦)の2打席目、3打席目はチャンスで凡退してしまっているので、チャンスの場面でヒットを放つ確率を上げていければなと思っています」

――昨日(6月25日、対日本ハム8回戦)の1打席目、2アウトからランナーが出て先制のチャンスでした。あの場面はどんな心境でしたか?
岸「チーム状況的にも絶対に先制点を取って守り勝つというのが今のライオンズ野球だと思っているので、1打席目しっかり集中して入れるように心がけました」

――2打席目、3打席目は得点圏にランナーがいて追加点のチャンスでしたが、その場面ではランナーを返すことができませんでした。岸選手としてはこの経験をどうやって次に活かそうと考えていますか?
岸「4番はチャンスの場面でよく回ってきますし、配球や攻め方も多少違うところはあるので、そういうところを準備の段階でしっかり頭に入れながら、自分のバッティングができるように今後はやっていきたいなと思います」

――やはり4番の配球は変わりますか?
岸「変わりがちだと思いますけど、本当に裏と表なので、そこは雰囲気でいろんなことを考えながら打席に入らないといけないなと思います」

――さらに暑くなってくるシーズンが続きますが、これからずっと4番でいくことを想定して、最後にファンの方へメッセージをお願いします。
岸「4番と言われますけど、謙虚にセンター方向をしっかり狙っていき、チームに貢献できるように頑張りますので、これからさらに暑くなっていきますが応援をよろしくお願いします」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー