Image: Rachit Tank / Unsplash via Gizmodo US

時代は日々アップデートされている。

この5月に女優のスカーレット・ヨハンソンが、「OpenAIが生成した合成音声が自分の声にそっくり」と激怒した事件を覚えていらっしゃるでしょうか。彼女はChatGPT 4.0に使われた音声について、サム・アルトマンCEOに怒り心頭。弁護団を雇って猛抗議しました。すったもんだの挙句、OpenAIは該当の音声機能を停止しましたが、最後まで音声の転用を認めることはしなかったそうです。

自分に似てるAI生成コンテンツに「NO!」

このたび、YouTubeが「自分に似ていると思うAI生成コンテンツの削除をリクエストできる」という項目を追加したことについて、スカーレットは喜んでいるかもしれませんね。

TechCrunchのサラ・ペレス氏はYouTubeのプライバシーガイドラインを見ていて、このアップデートに気づいたそうです。そしてこれが今年初めに始まった同社の「責任あるAI」計画の一環だとも考えているとのこと。

YouTubeは、該当のコンテンツについて「人物を一意に特定できるもの」と説明しています。さらに、「コンテンツが風刺やパロディを含む」、「公人または著名な人物のデリケートな行為が表現されている」など、いくつかの要素を考慮するとしています。

削除依頼ができるのは本人だけ

YouTubeは、インターネットにアクセスできない人、弱い立場にある人、未成年者、亡くなった方などの例外を除き、基本的には本人以外からは申し立てを受け付けません。つまり、基本的には第三者による代理申請はできないということです。

リクエストを提出しても、問題のコンテンツがすぐに削除されるわけではありません。アップロード者には、削除要請が成されてから48時間の猶予があるので、その間にコンテンツをトリミングしたり、ぼかしたり、または完全に削除したりといった対応をすることができます。

ただし、動画を非公開にするだけではダメ。アップロード者が48時間以内に対応しなかった場合、苦情はYouTubeに送られ、そこでさらなる措置が講じられる可能性があります。

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