【北九州記念予想】前走の着順関係なしだが内容は重要!? 好走が期待できないケースとは
今週の日曜日は、小倉競馬場で北九州記念(GIII・芝1200m)が行われます。
過去10年の北九州記念では6番人気以下が6勝と人気薄の活躍が目立ちます。北九州記念は芝1200mのハンデ戦です。それに加え、気温が上がり調整の難しい夏場という事もあり、波乱傾向が強い重賞のひとつと言えます。
また、前走で4着以下と馬券に絡めなかった馬も4勝を挙げており、人気の目安となる前走の着順がそれほどアテにできないという面も北九州記念の特徴と言えそうです。さらには牝馬の活躍が目立つのも北九州記念を攻略する上で重要な要素と言えそうです。
過去10年の北九州記念では牝馬が6勝しており、単勝回収率は303%と非常に高い数値を残しています。今年も複数の牝馬が出走を予定していますので、それらに注目すると思わぬ高配当を獲得できるかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走1.0秒以上の差で負けた馬
[0-0-0-25]複勝率0%
該当馬:ジャスパークローネ、ショウナンハクラク、テイエムスパーダ、モズメイメイ
(過去の該当馬:19年モズスーパーフレア2番人気4着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想されるジャスパークローネが該当しました。
前走の着順はあまり問われない一戦ではありますが、前走の着差次第では好走に期待できないケースがあります。
過去10年の北九州記念では、前走で勝ち馬から1.0秒以上の差をつけられた馬が好走したケースはありません。前走で大差をつけられて敗れた馬は、精神的なダメージが大きくすぐには立て直せない事がこのような結果となっている要因ではないかと思います。
ジャスパークローネは前走で勝ち馬に1.5秒の差をつけられて敗れており、過去の傾向からすれば好走を期待するのは酷であると言わざるを得ません。昨年の北九州記念を勝利しておりこの舞台への適性は証明済みですが、その時は斤量57キロで出走。今年は1.5キロ増えた58.5キロでの出走となりますので、昨年同様のパフォーマンスに期待しづらい印象です。
また、今回は海外遠征帰りの初戦となりますので状態面も気になるところです。人気でも不安に感じる材料が多くありますし、配当妙味を考えるとリスクを負ってまで勝負するのは危険な印象ですし、本馬の評価を下げる事も的中を得るためには必要になるかもしれません。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。