米Googleは5月28日(現地時間)、「Chromebook Plus」の新機能を発表した。

ライティング支援機能「Help me write」、写真編集機能「編集マジック(Magic Editor)」など生成AIを利用した機能が追加される。Chromebook Plusの新規ユーザーには、サブスクリプションサービス「Google One」のAIプレミアム・プランを12カ月無償提供する。同プランには、2TBのストレージや、最新のAIモデル「Gemini」を用いたGmailやGoogleドキュメントでの文書作成、スライドでの画像生成が含まれる。



低スペックのデバイスでも使用できることがChromeOSの長所だが、それが消費者のChromebookデバイス選びを難しくしている面もある。そこでGoogleは、今日のPCユーザーの期待に応える性能を備えたChromebookを示す「Chromebook Plus」を用意した。Acer、ASUS、HP、LenovoなどからChromebook Plus製品が登場しており、価格は「350USドルから」となっている。



「Help me write」は、Webのテキスト入力フィールドで、文章の書き出しや言い換えの提案、異なる文章形式への変換(例:フォーマルに)、文法やスペルのチェックなど、様々なライティングを支援を提供する。



「編集マジック」では、画像生成を伴う複雑な写真加工をシンプルな操作で簡単に実行できる。編集したいオブジェクトをタップまたはサークルで囲み、ホールド&ドラッグで位置を変更したり、ピンチ操作でサイズを変更することが可能である。編集マジックは保存回数が毎月10回までに制限されているが、AIプレミアム・プランはその制限を受けない。

その他の新機能として、以下のようなものが追加される。

生成AI機能を用いた壁紙およびビデオ通話アプリの背景の作成。

スクリーンキャプチャツールで、画面をGIF形式で録画。

Google ToDoリストの新ビルトインビュー:ホーム画面の右下の日付から、ToDoリストにワンクリックでアクセス可能。

Game Dashboard:ゲームコントロール用のキーマッピングをサポート。

Androidスマートフォンで簡単セットアップ:スマートフォンでQRコードをスキャンすると、Wi-Fi 認証情報とGoogleアカウント情報が共有される。