『AC6』ランダムに選ばれたアセンブルで“海越え”達成なるか？機体構成を決める運次第で攻略が左右される変則すぎるRTAに挑戦してみた

2024年5月16日 11時50分

　「DARK SOULS」シリーズや『ELDEN RING』の開発で知られるフロム・ソフトウェアが2023年にリリースしたロボット3Dアクションゲーム『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON（以下、AC6）』。

　アーマード・コアと呼ばれる人型の機動兵器を操る傭兵としてさまざまな脅威に立ち向かう「アーマード・コア」シリーズの10年ぶりの新作として発売前から大きな注目を集めた本作。

　リリース後には重厚ながら初心者も楽しみやすいストーリー、会話だけでプレイヤーを魅了する登場人物、豊富なカスタマイズで楽しむ高品質のメカアクションが楽しめると多くのプレイヤーからの高評価を獲得。

　空白の10年を耐え抜いたシリーズプレイヤーだけでなく、世界的な大ヒットとなった『ELDEN RING』からの新規ユーザーもあり、国内では70万本以上、全世界では280万本以上とシリーズでも異例のヒットを記録した。

　さて、今回紹介するのはそんな10年の空白を埋める傑作となった『AC6』で変わったRTAに挑戦した動画。壬生乃さんがニコニコ動画に投稿した『【AC6】ランダムアセンRTA chapter2まで 01:26:31 1/3【RTA】』だ。

　この動画は機体のアセンブル（カスタマイズ）が大きな魅力となる本作を、ランダムな機体構成でプレイするランダムアセンでRTAに挑戦するというもの。

　今回はプレイヤーの運で攻略難易度が大きく変わる『AC6』縛りプレイ、ランダムアセンRTAをご紹介する。

ランダムに選ばれた機体構成で『AC6』を攻略

　『AC6』の魅力のひとつである操作機体の豊富なカスタマイズを縛ってRTAに挑戦した本動画。まずはその縛り内容からご紹介しよう。

　本動画は『AC6』のアセンブルに縛りを設けた縛りプレイで、基本的なルールは「ランダムに選ばれたパーツで構成された機体で出撃する」という非常にシンプルなものだ。

　アセンブルについて簡単に説明しておくと、「アーマード・コア」シリーズでは操作機体に武器だけでなく、機体の外装・内装といった多彩なパーツが用意されており、これらをカスタマイズすることをアセンブルと呼ぶ。

　『AC6』では武器、機体の外装・内装の計12項目が用意されており、外見だけでなく「クセはあるけど機動力に優れた機体」、「動きは重いが高耐久で高火力」といったプレイヤーの立ち回りや好みの操作感に合わせて機体をカスタマイズできる。

　本プレイはランダムなアセンブルで攻略と非常にシンプルな縛りだが、反面その難易度はなかなかのもの。

　というのも、各パーツには機体の体力や防御力に影響するパラメータのほか、重量やエネルギー量をはじめとする細かな値が設定されており、これらの合計値によって先のような機体の特徴が生まれるわけだ。

　しかし、これは良いことばかりではなく、重たいパーツばかり選べば移動速度が遅くなったり、積載超過になると武器の性能が落ちるようなデメリットもある。

　通常プレイであればそうならないように調整するのだが、本プレイはランダムに決まるということでミッションに適さない組み合わせやデメリットの大きい組み合わせでの攻略が強いられる可能性があり、そういった危機をどう乗り越えるかも見どころとなるだろう。

　なお、本プレイでは既に全てのパーツ解放済みのデータを用いて、チャプター1の「移設型砲台破壊」からチャプター2の「海越え」までを攻略。

　プレイの公平性を保つため下記のような細かなルールも設定し、プレイに挑んでいる。

・選出パーツの公平性を確保するため、脚部パーツのなかでも種類の多い中量二脚ジャンル。肩武装ジャンルのなかでも似た性能をもつ一部を除外。
・選出された機体構のEN負荷が出力を超えていた場合には、必要分の出力を備えたジェネレーターに変更可。
・チェックポイントでのリトライを禁止し、ミッション失敗時にはアセンブルの再抽選を行う。