Appleは小売店舗のApple Storeにおいて、化粧箱に入った状態の未開封のiPhoneをワイヤレスでソフトウェアアップデートできるようにする「Presto」と呼ばれるシステムを導入しようとしていることが、Bloombergの報道で明らかになりました。

How Strong Is the Justice Department Case Against Apple? It Could Be Stronger - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2024-03-24/how-strong-is-the-justice-department-case-against-apple-it-could-be-stronger-lu5ii64n



New 'Presto' system coming to Apple Stores next month for wireless in-box iPhone software updates - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/03/24/apple-stores-wireless-software-update-pad-system/

Gurman: iOS 18 to feature new home screen that is 'more customizable', as part of biggest iPhone update ever - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/03/24/gurman-ios-18-to-new-home-screen-iphone-update/

Sources: iOS 18 Lets Users Customize Layout of Home Screen App Icons - MacRumors

https://www.macrumors.com/2024/03/24/ios-18-home-screen-app-icon-customization/

Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン記者が、Appleが「Presto」と呼ばれるシステムを導入予定であると報じました。Prestoは2024年4月にアメリカのApple Storeで展開され、初夏までにはアメリカのすべてのApple Storeで利用可能となる模様。Prestoは2023年末から一部のApple Storeでテストされていたそうです。

未開封のiPhoneをソフトウェアアップデートするシステムをAppleが開発していることについては、2023年10月に初めて報じられました。その後、Apple関連の情報を取り扱う9to5Macが、iOS 17.2ベータ版のソースコードを分析することで、Prestoに関する複数のフレームワークの存在を発見しています。

Appleが「未開封のiPhoneに最新のソフトウェアアップデートを適用できる」システムを導入する可能性が報じられる - GIGAZINE



Prestoは未開封の化粧箱に入ったiPhoneの電源を遠隔でオンにし、ソフトウェアアップデートを実施し、その後電源を切ることが可能となります。これにより、Apple Storeで新しいiPhoneを購入する人は、化粧箱から取り出したあとにiPhoneをソフトウェアアップデートする必要がなくなります。

この他、Appleは2024年リリース予定の次期メジャーアップデートである「iOS 18」を、同社史上最大のアップデートにすることを計画していると報じられています。なお、iOS 18は人工知能(AI)を用いた機能が主なアピールポイントとなる模様。

「iOS 18」で登場するとウワサされている新AI機能まとめ - GIGAZINE



これだけではなく、AppleはiOS 18においてよりカスタマイズ可能な新しいホーム画面を導入するのではないかとも報じられています。iOSにおいてホーム画面に並ぶアプリアイコンは、一定の統一性を確保するために、ホーム画面上の目に見えないグリッド上に固定されるように配置されます。iOS 18ではアプリアイコンがより自由に配置できるようになり、アプリアイコンとアプリアイコンの間に空白を設けられるようになるとのこと。

なお、Appleは2022年にリリースされたiOS 16からロック画面のカスタマイズ機能が追加されており、iOS 18で追加されるホーム画面のカスタマイズ機能も同様のものになるのではと9to5Macは予想しています。

iOS 16の配信がスタート、ロック画面カスタマイズ機能を使ってみた - GIGAZINE