MVアグスタが958万円のSERIE OROからBRUTALEのASSENにSUPERVELOCE 98の限定モデルをリリース!【What′s New】(What′s New)
MVアグスタを傘下に収め輸入販売するKTMジャパンは、EICMA(ミラノショー)でリリースしたMV AGUSTA SUPERVELOCE 1000 SERIE OROをはじめ、BRUTALE 1000 RR ASSEN、SUPERVELOCE 98の日本導入時期と価格発表した。
MV AGUSTAをこれまで率いてきたサルダロフCEOは、2024年3月15日に会社を再活性化するための5カ年計画が無事完了したと宣言。
これをうけてオーストリアのPIERER Mobility AGは共同経営権と取得した同社株式の49.9%を維持、CEO及び会長を派遣しサルダロフ氏も副会長とブランドアンバサダーに就任して引き続き邁進するとの発表があった。
この経営と業務の基盤が安定をうけ、SUPERVELOCE 1000 SERIE OROの日本導入を2024年秋、BRUTALE 1000 RR ASSENを2024年5月、SUPERVELOCE 98と先に大阪と東京のモーターサイクルショーへの展示を発表したLXP ORIOLIを2024年4月から導入すると発表した。
998ccのブルターレ1000 RRをベースにした4気筒は208PSで、車重は194kg(乾燥)に収まる。
ネオレトロMV Agustaの元祖SUPERVELOCE 800に対し、CFD(コンピューター流体力学)など最先端テクノロジー開発でデザイン造形的に画期的といえる大幅な進化を遂げた。
カーボンファイバー素材も、使用する部分に適応したハンドメイドラミネートや、鍛造工程を加えた構築技術も駆使、厚みや強度を徹底解析した従来の概念を超える構成となっている。
空力も前輪直後からカウルボディを抜けるエアフローを解析したデザイン。
特徴的な左右のウイングも、安定性だけでなく運動性を損ねない空力を最高のバランスで得た造形だ。
リヤホイールにはキャスティングとワイヤースポークとの併用による、新しい感性のデザインを採り入れることに成功した。
世界限定300台で、958万円(税込み)の価格と2024年秋のデリバリーが発表されている。
BRUTALE 1000 RR ASSENは、オランダのGPサーキットでの35回におよぶ勝利に因んでネーミングされた特別仕様の限定モデル。
SUPERVELOCE 1000 SERIE OROと同じ998cc4気筒は208PSで、車重は183kg(乾燥)でトップスピードは300km/h。
随所にカーボン素材を使用し、限定モデルならではの仕様やペイントで目を引く仕上がりとなっている。
とりわけホイールは、最先端テクノロジーによって極端に細いスポークを採用したデザインで、他にない大きな特徴となっている。
もちろん限定車にはすべてシリアルナンバーが刻印されている。
618万円(税込み)で世界限定300台、日本へのデリバリーは2024年5月からだ。
1943年にデビューしたMV AGUSTAとしてメジャーな存在となった単気筒98ccエンジンのオマージュとして、その名に「98」を冠したSUPERVELOCE 98。
従来のSUPERVELOCE 800と同じ798cc3気筒は147PSで、車重は173kg(乾燥)でトップスピードは240km/h。
「98」としての限定カラーに特別仕様で、419万円(税込み)の価格とLXP ORIOLIと同様に2024年4月から日本への導入が決っている。
MV AGUSTAを取り扱うディーターネットワークも順次増えつつあるが、世界限定車は日本への割り当て台数も限られるため、予約はKTMジャパンで確認の上、各ショップへ早めにお問い合わせされるようお奨めしておく。