【近畿圏】「買って住みたい街」ランキング発表! “インバウンド回復”で2年連続1位となった街は?
近畿圏にはさまざまな個性や特色をもつ街がたくさんありますが、あなたが「買って住みたい街」はどこですか。「LIFULL」(ライフル、東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が、実際の問い合わせ数から算出した「2024年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」を発表しました。今回は「買って住みたい街」です。
3位は「寝屋川市」
対象期間は2023年1月1日から同年12月31日。対象となるエリアは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県。同サイトに掲載された購入物件のうち、実際の問い合わせ数を駅別に集計しています。
「買って住みたい街」の1位となったのは「姫路」(JR東海道・山陽本線ほか)。昨年に続き、2年連続の1位となりました。2018年および2019年も1位を獲得していましたが、2020年以降も2位→5位→4位と上位を維持しており、近畿圏の人気居住エリアとして完全に定着していることがうかがえます。
「姫路」が1位となった背景について、同社は「新型コロナウイルスの5類移行後に回復したインバウンド効果」を挙げており、「姫路城をはじめとした観光資源が再び注目が高まり、姫路市を中心とした“播磨圏”が勢いを取り戻したことで居住ニーズも顕在化しています」と分析。「新築マンションおよび新築一戸建ての分譲がコンスタントに継続し、また受け皿となる中古住宅の動きも活性化したことで、2府4県という広いエリアでも最も高い注目を得ることになった」とコメントしています。また、大阪や神戸といった中心エリアと比較して、物件価格が安価であることも、居住ニーズの顕在化に大きく影響しているようです。
なお、2位は「堺筋本町」(Osaka Metro堺筋線ほか)、3位は「寝屋川市」(京阪本線)と続く結果となりました。
調査結果を受けて、同社は「市街地中心部での物件価格の高騰によって、居住ニーズは近畿圏郊外エリアにも拡散し始めています」「一方で大阪市、神戸市、京都市の各中心部でもマンション開発がコンスタントに行われ、資産性と利便性を同時に享受したいと考えるユーザーから高い支持を得ており、“二極化”の兆しが続いています」とコメントを寄せています。