【山口天気 夕刊3/11】夜中の本降りの雨は12日(火)朝までで止むが 夕方~夜は再びぐずついて雷が心配な所も 今週後半は気温は上昇傾向も…
きょう11日(月)の県内は、日中は日ざし十分の穏やかな陽気でしたが、夕方から雲が厚みを増し、午後6時頃から天気が崩れ始めました。
この雨雲は、東シナ海から前線が近づいていることによるものです。
このあと前線上に低気圧が発生し、あす12日(火)にかけて九州南岸付近を通過する見通しです。
県内は、今夜は雨雲が県内全域に広がり、夜中の間、やや雨脚が強まることもありそうです。
あす12日(火)は明け方~朝頃で、まとまった雨雲は東に抜けて、日中は雨が小康状態の時間が多くなりそうですが、夕方から夜にかけては上空に寒気を伴う気圧の谷が進んでくることで、日本海側を中心に再び雨雲が流れ込みやすくなります。
大気の状態がやや不安定になり、一時的ながら雷を伴う大粒の雨になることもありそうです。
12日(火)の日中は、空が少し明るくなることもあり、ぐずつく天気が終わるように思えてしまいますが、もう一度来る、夕方~夜の不安定な空模様には気をつけて、雨具の準備や、雨の前に早めに家に帰るなど、心がけて頂きたいと思います。
また、12日(火)日中の雨が小康状態のタイミングでは、スギ花粉の飛散にも、まだまだ十分ご注意下さい。
わずかながら、ヒノキ花粉の飛散も始まった所がある模様です。ヒノキ花粉症の方も、そろそろ対策を始めましょう。
今週後半は、しばらく穏やかな晴天が続く見込み。また、徐々に気温は上昇傾向で、最高気温が20度に迫る日も出てくるなど、一気に春めいてきそうです。
しかし、これで一気に季節は春本番へ、とはまだ、なかなかいかないようです。気象庁は、きょう11日(月)、低温に関する「早期天候情報」というのを発表しました。沖縄から東北にかけてのエリアは、目先は気温は高くなるものの、来週3月19日頃からはまた気温が平年より低くなるため、農作物管理などに注意、という呼びかけを行う情報です。
さすがに県内では、もう雪が降るほどの寒波まではないとは見込んでいますが、まだ来週は春への歩みに再びブレーキがかかる可能性があることも考えて、春服の準備は進めつつも、冬の服も残しておくなどの心構えは、お願いします。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)