日本が北朝鮮戦で敗戦する要因になったプレーに代表OB言及(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

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前半22分にGK鹿島のパスを受けたDF米田がボールを奪われて決勝点を献上

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表は3月10日、今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたU-20女子アジアカップのグループリーグ最終戦で北朝鮮と対戦。

 0-1と敗れ、グループ2位で準決勝進出となった。すでにU-20W杯出場権を獲得しているなかで、ミスから失点する形となったが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「安易なプレーだったと言わざるを得ない」と言及している。

 今大会は8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する。

 日本はB組でベトナムと中国に2連勝してすでに世界大会への出場権とグループリーグ突破が決定。1勝1分となったB組2位の北朝鮮の勝ち点は「4」。最終戦で中国が勝利し、北朝鮮が日本に敗れた場合、両チームは勝ち点で並び得失点差の勝負となるが、第2戦でベトナムに6-0で勝利を収めた北朝鮮が有利な状況でスタートした。

 そのなかで試合は前半22分、日本がゴールキックをショートパスでつなごうとしたところを狙われてしまう。GK鹿島彩莉のパスを受けたDF米田博美が前を向いた直後、相手主将MFチェ・ウンヨンに奪われると、そのままシュートを流し込まれて失点した。

 北朝鮮のプレーはそこまで激しいようには見えないが、日本代表OB栗原氏も「これは安易なプレーだったと言わざるを得ない」と指摘。「受け手(米田)が周りの状況把握をできていなかったですね」と連係ミスの要因について触れていた。

 北朝鮮に0-1で敗れ、グループ2位通過となった日本は、3月13日に行われる準決勝でA組を3連勝で首位通過したオーストラリアと対戦する。(FOOTBALL ZONE編集部)