井上尚弥
プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が9日、ドキュメンタリー写真集『NAOYA INOUE DOCUMENTARY PHOTO BOOK 2018-2023』の発売記念イベントを都内で開いた。

本書は、2018年11月のトレーニング合宿から始まり、2023年12月26日のマーロン・タパレス戦までの約5年を収めたもの。中でも、スコットランド・グラスゴーでの試合当日、裏側も含めて、”モンスター”と呼ばれる世界最高のボクサーのあらゆるシーンが残されていたり、森合正範氏によるロングインタビューも興味深いものがある。

記者が「プロボクサーとして、写真集が出る。恥ずかしい気持ちがあったりするのか」と単純に尋ねる場面があった。それに対し、井上は「別に、恥ずかしい気持ちとかないですね」とキッパリ。「練習中の写真とか、試合の写真ですから、これが、 決めポーズをしていたり、ボクシングとは外れた写真集だったらメチャクチャ恥ずかしいと思います。これはもう、自信を持って、自分のことを見てほしいと思います」と誤解が生まれないように話した。

さらに「基本、ボクサーとして見られる場所が、試合当日のリング上が中心になります。そうじゃなくて、 普段の練習シーンも、映像ではなく、写真として残されるのは、また新鮮なのかなと思うんです。試合を見てボクシングに興味を持った方が、 まず手に取ってみてもらえたら嬉しいなと思います」と願う思いを伝えていた。

▼ ドキュメンタリー写真集を発売した、井上尚弥