札幌監督、開幕3戦未勝利&ノーゴールの現実を指摘「ラストパスやシュートの精度欠く」
浦和に0-1で敗戦し、開幕3試合で1分2敗
北海道コンサドーレ札幌は、3月10日のJ1リーグ第3節で浦和レッズをホームに迎えて0-1の敗戦。
決勝点になった場面についてミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「非常に集中力を欠いたシーンだった」と不満げな表情だった。
札幌にとってホーム開幕戦となったこのゲームは、立ち上がりに浦和のFW前田直輝に立て続けにペナルティーエリア内でシュートを打たれる展開になった。2012年から17年途中まで率いた古巣との対戦になったペトロヴィッチ監督は「今日の試合の入りは選手たちにかたさがあった。相手をリスペクトし過ぎてしまったのかもしれないが」と、立ち上がりの時間帯について話した。
そして前半31分、前田にショートコーナーで始められたところ、中のマークが崩れている状態でクロスが入ってDF酒井宏樹にフリーでのヘディングを許して失点に。指揮官は「試合の中で自分たちのプレーを取り戻してくれたが、コーナーキックから我々が準備をしている間に得点を許してしまった。非常に集中力を欠いたシーンだった」と、険しい表情だった。
後半はボールを持つ時間を長くしたものの、なかなかペナルティーエリア内を切り崩すことはできず。ペトロヴィッチ監督は「後半に相手を押し込み、相手を上回るプレーを見せチャンスを作ってくれた。ラストパスの精度やシュートの精度を欠き、得点まで至らなかった」と話した。
札幌はこれで3試合を終えて1分2敗だが、勝利だけでなくまだ得点が生まれていない。攻撃的なサッカーをJリーグで長らく率いてきた「ミシャ」の札幌だが、開幕からゴールが遠い3試合を過ごすことになった。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)