町議会に新ルール パワハラ疑惑で“議員の追い出し”可能に 広島・府中町
広島県府中町議会の田中伸武議員は2020年から議会事務局の職員に対し「大声で怒鳴る」行為を繰り返したなどとし、政治倫理審査会が条例違反と認定しています。
20日の全員協議会で議会内のルールに「議長・議会事務局長は議員に対し事務局から退出を要求できる」規定を加える案を審議することになりました。
梶川三樹夫議長「田中議員の除斥が必要だと思いますがご異議ございませんか」
田中伸武議員「きっかけはそうであったけども、全員の申し合わせに関することだから除斥はあり得ない」
田中議員は問題の当事者だとして退席を命じられ、議員から“追い出し規定“の乱用を懸念する意見もありましたが、全員が賛成し改正案は可決されました。
採決終了後、内容について田中議員は議長に抗議しました。
田中議員「きょうの決定は瑕疵がある、手続きに問題がある、非常に拙速で不十分で不完全な申し合わせですよ」
梶川議長は「職員を守るための改正で議員を排除するためではない」としています。