雪道を安全に歩くコツは?

写真拡大

 関東甲信地方を中心に2月5日午後から雪が降り続いている影響で、同月6日は路面の凍結が予想されます。通勤、通学時は転倒事故に注意が必要です。内閣広報室が、雪道を安全に歩くためのコツについて、首相官邸のホームページで紹介しています。

歩幅を小さくすること

 内閣広報室によると、積雪時は主に次のような場所で転倒事故が発生しやすいということです。

■横断歩道の白線の上
乾いているように見えても薄い氷膜ができて、滑りやすくなっている場合がある。

■駐車場の出入口、ガソリンスタンドなど、車の出入りのある歩道
出入りする車のタイヤで路面上の氷が磨かれ、非常に滑りやすくなっている場合がある。

■バスやタクシーの乗り場
踏み固められて滑りやすくなっている場合がある。また、歩道と車道との段差にも注意が必要。

■坂道
上りよりも下るときの方が滑って転びやすくなるため、危険。下るときは特に注意する必要がある。

■ロードヒーティングの切れ目
雪や氷が解けておらず段差ができて、部分的に滑りやすい状態になっていることがある。

 内閣広報室は、雪道を歩く際はゴム長靴など靴底が滑りにくい靴を履くとともに、歩幅を小さくし、ゆっくり歩くよう、首相官邸のホームページで呼び掛けています。その際、体の重心をやや前に置き、できるだけ靴の裏全体を路面に着けることを意識して歩くのがポイントだといいます。

 転倒時に備えて、帽子や手袋を着用するなど、身に着ける物を工夫するよう勧めているほか、両手をポケットに入れた状態で歩くのは危険だと呼び掛けています。また、屋根の上の雪や氷が落ちてくることがあるため、屋根の近くを歩く際は注意が必要だということです。