日本代表の冨安健洋【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

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バーレーンとはラウンド16で対戦

 日本代表DF冨安健洋は1月30日、カタール・ドーハで行われているアジアカップ決勝トーナメント1回戦バーレーン戦に向けた公式練習に臨んだ。

 負けたら終わりの一発勝負で、ディフェンスリーダーはチームを引き締めた。

 冨安の熱い言葉が響き渡った。ベスト8入りを懸けたバーレーン戦。ここから決勝まで4連勝で3大会5度目の優勝が待ち受ける。まずは目の前の一戦。中東での開催でアウェーの雰囲気が予想されるなか、冨安は重みある言葉を口にした。

「自分たちから仕掛けるところは間違いなく変わらないところであって、本当に相手に希望を与えないことが大事になってくると思う。アウェーサポーターもたくさんくるでしょうし、その中で試合の会場の雰囲気を殺すというか、相手に希望を与えずに、スタートからエンジン全開でやる必要があるかなと思っていますね」

 第2戦のイラク戦(1-2)では3万8000人が駆け付け超アウェー。その雰囲気にのみ込まれるように前半5分で失点し、重くのしかかった。この1敗から学んだものは多くある。まずは自分たちの思いを統一することが必要だ。

「アーセナルも挑むより挑まれる立場の試合の方が多いので、そういう中で監督も試合前に相手に希望を与えるなよ、最初から行くぞというふうに言われるので、その感覚を代表でもやるべきだなとは思っています」

 今大会でも冨安がピッチに立っている時はまだ無失点。バーレーン戦でもその“鉄壁さ”に期待が懸かる。

「シンプルに毎試合、クリーンシートを達成する、そこに貢献するはトライしているところ。明日もそこは変わらず、トライできればいいなと思います」

 日本には冨安がいる。心強いリーダーが牽引してくれるはずだ。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)