1月18日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)にお笑い芸人の鈴木ジェロニモが出演した。昨年『R-1グランプリ』で準決勝進出した「人力舎期待のピン芸人」で、番組レギュラーである大久保佳代子の後輩にあたる。芸人としてだけでなく、歌人としての活動も行なっている。番組内ではその真面目な雰囲気、堅そうな印象も話題となった。

鈴木ジェロニモ「(短歌にも)お笑いでいう『M-1グランプリ』、賞レースみたいなものが年間でいくつかあって、3回ファイナリストになっているといった状況です。短歌研究新人賞や笹井宏之賞というので最終選考に残りました」

大竹まこと「芸人じゃなくて歌人でいいじゃん!」

鈴木「いいですか(笑)?」

大久保佳代子「そんなカタい感じで、なんで芸人になっているの?」

大竹「カタい感じって、髪の毛もカタそうだからね」

鈴木「剛毛の上にジェルをつけているので、本当にカタいです(笑)。家庭が公務員家庭なんです」

大竹「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも?」

鈴木「そうです。お父さんとお婆ちゃんが校長先生で。小さいころからカタい印象にはなっていると思います。家庭の中では僕がいちばんひょうきん者というか」

大竹「それでひょうきん者(笑)?」

鈴木「そうなんです。この間もおばあちゃんのお祝いみたいなことがあって家族で久しぶりに集まったんですけど、僕が実家のみんなの前に行ったら『やっぱりあんたがいると明るくなるねえ』っておばあちゃんに言われて」

大久保「いなかったらどんな空気なんだろう(笑)」

鈴木「上京して大学へ行ったり芸人になったりしたら、きょうみたいに会う人、会う人から『カタいね!』と言われるので、ウチがウソだったのかな、みたいな(笑)」

番組で鈴木のネタも披露された。特技のボイスパーカッションも使った、いわゆる「フリップ芸」で、ラジオでは伝わりづらいため大竹、大久保が解説的にリアクションする場面もあった。コーナー後半は短歌の話題へと移る。鈴木によれば、お笑いでいう「あるある」に近いものがあるという。